新聞やテレビで紹介されるとちょっと出かけてみたくなったりするのは、誰でも同じなんだなと思った。
昨日、友人から新聞に紹介されていた花を見に出かけたものの、目的地の近所まではきているらしいのに細部位置が分からないので教えて欲しいという電話があった。
私の古里に近いというのが、地理案内依頼の電話の根拠らしい。
古里に近いといっても、過去に2~3度訪れたことがある程度で、あまり土地勘のない地域ゆえにこちらも電話を受けつつ、Googleのマップを拡大しての応答となった。
誘導した先に目的地がなかったら電話してほしいと言って一旦電話を切った。
やがて目的地に到着という電話と、一日後には綺麗なシャクナゲの写真がメールで送られてきた。
満開には少し早くて、咲き始めあり蕾ありという状態だったらしいが、たしかにシャクナゲの花は美しい。
ただ美しいだけではなくて、「花のある美しさ」と言うべきか。
花を見て花があるというのはおかしいが、「華やか」とか「艶やか」とか、「豪華」や「絢爛」というのも当てはまらないような・・・ふわっとした暖かい透明感のある美しさとでも言おうか、よく「凛とした美しさ」などという表現を目にすることがあるが、その対極にある「柔らかな美しさ」とでも言っておこう。
シャクナゲは一山として見るも良し、一枝をじっくり見るも良しの花だと思う。
さて一句・・・「寝てる間に散っていそうな春嵐」
とうとう腰痛で桜の満開は見ず仕舞い。