8月に入って殆ど快晴の日はない。
7月の梅雨明け後、少し晴れの続く日があったが、それも台風などの影響で日照は例年に比べ極端に少ない。
天気予報は降水確率50%で夕方からは20%だというし、空を見上げれば雲は多めながら薄雲で陽も射していて、久々に布団を干してみるかと殊勝なことを考えた。
1~2時間経った頃、「雨だよ~!」と階下から配偶者の声がする。
慌てて窓の外を見ると、小糠雨というのだろうか微かに雨が降っている。
通常なら空が曇って雨の予兆がある筈なのだが、上空には降りそうもない薄い雲があるだけ・・・。
どこかに雨雲があって、風に流されてやってきたのだろうか。
取り敢えず、バタバタと布団を取り込む。
「濡れているのは一部分で、それもビックリするような濡れ方ではないので、通常の除湿乾燥程度でなんとかなりそうだよね」などと、非難ごうごうの配偶者に言い訳半分で、自分を納得させる独り言的セリフをボソボソと・・・・。
今朝の新聞を見ると、この夏は地域によっては平年の30%程度の日照しかなく、台風の風で穂先や葉先を痛められた田んぼも多く、農家にとっては心配の種が尽きない夏になりそうだという。
それにしても降雨確率20%とか50%、日照は30%などパーセントで示される数値に慣れっこになっていて、%に抵抗感が少なくなったなと痛感する。
この%をどう解釈するかは個人の自由なのだが、どうも日本人には平均的な解釈の基準のような共通認識があって、それがパーセント万能社会を形作っているのだろうと思う。
ちなみに、布団を取り入れた後は日射しが戻ってそのまま夕方まで一滴の雨も降らなかった。
そう言えばこの前、川柳の新聞投稿で結構いい評価を得た一句を・・・・。
「濡れたまま傘も心も折りたたむ」
な~んだかなあ~。
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