朝からショボショボと雨が降っている。
午後からは雨も止んで天気は回復するとは当地の天気予報。
ただ腰の調子がイマイチだし天気のせいにしてウオーキングは今日もさぼる。
春の花の咲き具合を求めて、川べりや野を歩いてみるのが例年だが今年はもっぱら車で誤魔化す。
昨日は木山城祉公園の周辺の句碑に詠まれた花の様子を見に行った。
▲(木山城祉公園の一角)
小さな丘程度の城跡なので、普通は下から歩いて登っても疲れも感じないほど。
ところがここ数日、春期腰痛警報発令中につき車付の駕籠で本丸横まで登城。
該当する季節の句碑と花を確認する。
▲(落椿)
落ちた椿は、まだ樹上でも十分やっていけそうなほど瑞々しい。
▲(椿の句碑:芭蕉)
この句碑のある場所には小さな椿の木があったのだが、現在は枯れてしまったのか句碑だけ。
落ちた椿の花は、城趾への登り口にある農家の入口付近に落ちていた花。
ここのお宅には孟宗竹が何本かあって、以前はその竹林の切り株の上に落ちた椿が綺麗だった。
ところが、その竹林も全て切り開かれて更地になっていた。
さて、気を取り直して・・・
▲(馬酔木)
これは多分に園芸種で、自然の野山の馬酔木はもう少し開花の時期は遅い。
▲(馬酔木の句碑:波津女)
確かに田舎の自然の馬酔木の群落は、そこだけこんもりと丘のように見えていたものだった。
▲(山茱萸の花)
まだ咲き始めで花数が少なかった。
小さな黄色の花が沢山咲く頃にもう一度来たい。
▲(山茱萸の句碑:素逝)
宮崎県民謡「ひえつき節」の歌い始め♪庭のさんしゅう・・・・のサンシュウは山椒の訛ったものとか。
どちらもなかなか風情のある木だが・・・
▲(水仙)
我が家の水仙はまだ咲かないが、城祉公園一帯の水仙は満開状態だった。
傍の句碑に少々疑義が・・
▲(彼岸花の句碑:汀女)
水仙の中に句碑があったので、疑問を感じて水仙と彼岸花の関係を調べてみた。
図書館からの借用本「季語の花図鑑」の水仙の項に、ヒガンバナ科の多年草で2~4月ころ開花とあった。
なるほど、同じ科目に属していたのかと撮した写真をよくよく見ると・・
何と!水仙の脇にヒガンバナの葉っぱだけの株が数株写っていた。
曼珠沙華(彼岸花)は、葉見ず花見ずとか言って葉っぱは花を見ないまま無くなり、葉っぱ無しで花だけ咲く。
汀女が恋しがる母と、花が恋しがる母なる葉っぱの関係性・・なるほどね。
さてさて、早く腰を復活させて膝栗毛の方で草花や句碑・歌碑を巡りたい。
「古木一輪初心忘れぬ香り舞う」・・・しろ猫
こんにちは
素晴らしい句ばかり
流石ですよね!
勉強になります
見習いたいですけど
一生掛けても無理かな?
竹千代
こんにちは
ご気分の方はいかがですか?
俳句が好きな人達の会で設置した句碑か
公園の設計段階で町が設置したか
よく判りませんが
花木と関係ある句が
根元にあるというのは
なかなか良いアイディアですよね
しろ猫