昨日ちょっと所用で出かける際に、河原の菜の花の様子を見てきて欲しいと相方が言う。
なるほど、春先には河原や田圃の畦道で開く直前の蕾を摘んだものだった。
グルリと回ってみたが、今年は例年より菜の花の有る場所が極端に少なかった。
それでも、取り敢えず一旦家に引き返し、再度相方と河原へ出かけた。
▲(河原の菜の花)
町の直ぐ南側を流れる秋津川の土手に、菜の花が咲きかけていた。
先客がいたらしく、あちこちに摘んだ跡がある。
食べたくなったらその都度摘んでくればいいから一回分だけ、などと言いながら結構摘んだ。
▲(菜の花の蕾)
ほんの少し一回分と言いながら、それでも採り始めると楽しいので夢中になって採りすぎる。
まあ熱を加えたりすれば量はもう少し小さくまとまる筈だと言い逃れ・・。
河原をうろついていたとき、タンポポが目についた。
▲(白いタンポポ)
最近タンポポと言えば黄色い花を見慣れていたので、白いタンポポはちょっと新鮮だった。
春の花の代名詞は「すみれ・たんぽぽ・れんげ草」である。
足元を見たらちゃんと菫も咲いていた。
▲(すみれ)
まだ背丈も短くて小さい菫である。
「菫ほどな小さき人に生まれたし」という漱石の句が直ぐに頭に浮かぶ。
木山城祉の登り口の石の階段には、繋ぎ目から冬菫が顔を出していたこともある。
か細いが芯の強い花なのである。
これでレンゲ草でも咲いていれば、春も本格的なのだがさてどうだろう。
田圃の畦道で例年一番に見かける場所にぼちぼち出かけてみようか。
「菜の花の辛子和え」は殊の外旨かった。
パチリと写真に収めれば良かったのだが、思いついたのは腹の中に収めた後だった。
酒に合うかな、焼酎がいいかな?仕方がないので飲み比べてみようかな。
で結果は、僅差で「ぬる燗の酒」に軍配を上げることにした。
「虻蜂と二兎を追うのが人の常」・・・しろ猫
季節で酒を・・・実によろしいようで
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