先日、定期点検で車をディラーに持ち込んだ後、上江津湖の遊歩道を少し歩いた。
平日ということもあって、人は少なかった。
ただ、昔は清流が流れていた岸辺に外来水生植物や葦、更には雑木まで繁茂していた。
▲(岸辺の外来植物と繁茂した草木)
以前は水生昆虫や植物・魚等の研究のため大学の教官や学生が水に浸かって作業していた。
周りの環境を保存する作業を手作業で継続していたので、小さなせせらぎも見えていた。
▲(外来水生植物とコサギ)
今ではサギが浮き草も上を歩いているのを見かけるようになった。
ボートコースのある下江津湖の方が、コース確保のため除去作業が行われていて浮き草等は少ない。
▲(スイゼンジノリの自生地)
清流に繁茂するスイゼンジノリの自生地は、フェンスによって仕切られている。
以前は手入れをする人達をよく見かけたが、最近はほとんど見たことがない。
▲(コサギ)
フェンスの上では、コサギがのんびり羽繕いをしていた。
▲(カメの甲羅干し)
猛暑も少し収ったてきたので、カメも甲羅干しをする気になったようだ。
日差しが強くなったので、木陰で少し休んだ。
▲(池の跡?)
木陰のある広場には、石で楕円形に縁取られた一角があった。
覗くと地面より1mほど低い部分には葦が茂り岸の方にはかなり大きな雑木が繁茂。
多分、以前は水生植物や昆虫・小魚等を観察できる池のようなものが有ったようだ。
植物の繁茂の様子からみると、もう十年以上は前から放置されているようだ。
以前の上江津湖は、子供達が大勢で遊ぶ声やカップルのボートで溢れていた。
今は1箇所しかないボート乗り場も沢山有って、どこも混雑していた。
屋形船も動いているのを見かけなくなった。
涼しい憩いの場だった湧水池も、ゲームとエアコンの涼しさに色旗を揚げていた。
▲(合歓の花)
初夏の頃に見た合歓の花が、今頃再び咲いているのを見かけた。
今は豆のサヤの実を枝先からプラプラ下げながら、花も咲いているのである。
水中では、鯉くらいの大きさのスリムな魚がスイスイ泳いでいる。
気付かない間に、陸も水中も生態系が少しずつ変化しているようだ。
「饒舌な思い出語る肘枕」・・・しろ猫
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