昨日の通潤橋の放水時刻を誤って、3時間くらい空きが出来てしまった。
そこで、蘇陽町の蘇陽峡まで足を延ばすことにした。
が、しかし、途中の道路標識の「緑仙峡」なるものが目に入り、コース変更。
我が家ではよくある目的地変更のパターン。
「緑仙峡」は、30年くらい前に「紅葉まつり」で一度訪れたことがある。
ただ、紅葉の記憶も道路の記憶もまったく、無い。
(緑仙峡への途中)
テレビの「ポツンと一軒家」並の限界集落すれすれの集落を幾つか過ぎる。
杉木立の狭い道では、車が自動点灯するありさま。
幸い、狭い部分では離合する車には出会わなかった。
幾つかの山を越え谷を越えてトンネルに差しかかった。
(緑仙峡への入り口のトンネル)
まだかまだかと思わせる、長い長い狭い狭い道を走り続けるとトンネルがあった。
トンネルを抜けると、そこは太陽が燦燦と降り注ぐ小さな集落だった。
名作調!
看板はあるが、郵便局には見えない建物もあった。
(緑仙峡)
最初に訪れた時もそうだったが、〇〇峡という峡谷イメージとは随分異なる。
今回も同じ感慨をうけた。
峡谷という意味合いではなくて、桃源郷イメージの「緑仙郷」の方が似合う感じの長閑な集落。
まだまだ、緑の方が圧倒的に多くて、なるほど「緑仙郷」だなと思ったほど。
そう言えば30年くらい前に訪れた時も、紅葉まつりと言いつつやたら集落に人が集まるイベントばかりだった。
え~っと、紅葉は?などと遠くの山を見上げた記憶が蘇ってきた。
こんな交通の不便な山間地だが、植林された山が多いのが印象的だった。
それに、最近は木材の需要が持ち直して山の整備が以前より良くなっている感じがした。
とにかく、モタモタしていると通潤橋の放水に間に合わなくなる。
ゆっくり走らないと危険な山道を引き返し、どうやら昼飯を食べる余裕を見つけ出した。
通潤橋の放水が、いつにも増して豪快に見えたのは、あの山道のせいだったのかも知れない。
「壮大な自然だ神の野心作」・・・・しろ猫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます