ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

アイドルの休業。パニック障害という名の地獄

2018-10-26 21:41:18 | 闘病
King & Princeというアイドルグループの名は最近よく耳にすることはあったけれど、それ以外の知識は何もありませんでした。しかし、そのメンバーの岩橋玄樹さんがパニック障害のため、11月から休業するとネットで知り、思わず何かを書かずにはいられなくなりました。

パニック障害、いや、他の病気に関してもそうなのですが、一人ひとり症状は違います。推測ですが岩橋君の場合、幼少期からこの病気に苦しんでいたということ、一生この病気は治らないと感じているところから、少なくとも軽度ではなく、むしろ重度の可能性が高いのではないかと思います。

僕は彼ほど年齢は早くはなかったけれど18歳の時に発症しました。自分もやはり「これは一生治らない」と強く感じました。30年近くたった今も、形を少しずつ変えながらこの病気と付き合う生活です。だから岩橋君の絶望感は多少は分かるつもりです。彼の言うようにいじめが原因なのでしょう。しかし、その一方で遺伝的なものがあるように思います。

約30年前の話ですが、高3の時の担任が暴力教師で、自分が標的にされていた訳ではないのですが、標的の生徒を好き勝手に殴っている姿を見て、僕はすごく苛立っていました。それも一つの原因ではあるのでしょう。しかし、2つの病院で最初に言われたこと。「親、兄弟や親戚に同じような症状の人はいませんか」。つまり遺伝であると疑っているわけです。実際、若くしてパニック障害になった人は遺伝の要素が高いのではないでしょうか。親がその病気でなくても、その要素を持っていて、それが今の時代性と重なって子に出ることは十分考えられます。

岩橋君の話に戻りますが、まだ21才。これからの人生のほうがはるかに長い。僕が発症した30年前とは違い、今のほうが改善する可能性ははるかに高まっていると思います。僕の場合、パニック障害という病気自体知らなかったし、自分がこの病気であることを知るのに何年もかかりました。今はネットで検索すれば何でも情報を得られるし、どこの病院へ行くのが適切かということもわかりやすいと思います。岩橋君の場合、小学生の頃に発症ということで、改善していくには難しさはあるでしょうが、何とかいい方向に向かってほしい。そしてファンやこの病気で苦しむ人に、アイドルとして元気な姿を見せてほしいと願います。希望をもって焦らずゆっくり一歩ずつ。生きてさえいれば何かいいこともあるかもしれないですから。




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ドラフト・秋ドラマ・将棋

2018-10-26 07:39:26 | Weblog
球界の秋の風物詩は日本シリーズとドラフト。2018年のドラフト会議。注目の大阪桐蔭の根尾昴選手は4球団の強豪の末、中日に。与田新監督、絶好のスタートです。根尾君は野手だけでなく、投手としても力があるので、大谷君に続く二刀流の可能性もあります。まず野手でいくとは思いますが。彼は学業も優秀で非の打ち所がないらしいですね。その人間力の高さは今後さらに注目を集めそうです。

今夏の甲子園の主役、金足農の吉田輝星投手は外れ1位で日本ハムへ。いいチームに入ったと思います。身長の低さが少し気になりますが、その美しいフォームから繰り出されるスピンの掛かった浮き上がるストレートは絶品です。そして何より甲子園を湧かせたあの気迫で頑張ってもらいたいです。大成を期待しています。


秋ドラマは「下町ロケット」「中学聖日記」「獣になれない私たち」を観ています。下町ロケットは宇宙から大地ということで、前回の医療に続いてまた新しい要素を加えましたが、少し詰め込みすぎかなと感じます。視聴率も前回ほど思うように伸びません。、池井戸作品では「半沢直樹」「陸王」と役者でないタレントの起用が目立つのですが、今回は如何せん多く起用しすぎたといわざるを得ません。合唱でも1人、2人音程を外す人がいてもかき消されますが、5人も6人も投入したらどうなるかということです。

「中学聖日記」はタイトルで避けられたのか視聴率的には低迷していますが、内容は悪くないと思います。主演の有村架純は、これまで何作か見てきましたが、派手さはないけれど丁寧な演技をする女優ですね。今回も婚約者がいながら生徒を好きになっていく心のありようを丹念に演じています。美しい作品に仕上がることを期待しています。

「獣になれない私たち」。内容はともかく、何より新垣結衣の美しさですね。松田龍平も独特の暗さ、影を纏っていて好き嫌いは分かれるだろうけど、雰囲気を持った役者だと思います。


将棋の竜王戦7番勝負は羽生竜王が連勝スタートでタイトル100期に向けて大きく前進しました。広瀬八段は実力で劣っているとは思いませんが、一つ勝つのが大変に見えますね。今のところ羽生さんの執念が広瀬さんを圧倒しているように感じます。

順位戦C級1組の藤井七段は千葉七段に勝利し5連勝。これで順位戦はデビュー以来負けなしの15連勝。どこまで伸ばせるか注目です。次の増田六段戦が一つの山場ですね。順位が下位の藤井君としては1回でも負けると昇級できない可能性があります。出来れば全勝でいってもらいたいところですが。

個人的には次のNHK杯の谷川・稲葉戦に注目しています。おそらくこの対局で谷川さんが通算1300勝を達成したと思われます。谷川さんはあと5勝で中原永世名人の通算勝利数に並びます。また藤井聡太君のデビュー以来の連勝記録も中原さん。確か18連勝ですか。暫くは谷川九段・藤井七段の大名人・中原超えに注目しています。







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