ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

17才

2018-10-11 19:16:14 | 
陽射しはまだ強さを残していた
それでもひんやりとした風が秋を証明する
マスカット色した落ち葉がアスファルトを滑る
まだ若いのに

僕も枝にぶら下がることに少し疲れた
澄み切った空に薄綿の雲
首を垂れる稲穂
鑑賞されるたびに微笑むコスモス
僕は美しい季節の儚さに目を伏せた

瞼の裏に出現した葉桜
雨上がりの輝き
ブルージーンズ
白のスニーカー
威勢よく流れてゆく街並
どこまでも走れると思ってた
コメント
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