言葉でハッキリ言えない感じ 具体的に
「好き」では表現しきれない 溢れるほど
例えば夕焼けみたいな サカリの野良猫みたいな
訳わからんて笑ってくれてもいいけど
君のそばにいたい このままずっと
願うのはそれだけ むずかしいかな
終わりは決めてない 汚れてもいい
包み込まれていく 悲しいほどにキレイな夕焼け
君のそばにいたい 想っていたい
他にはなにもないは何もない 生まれてきたよ
遠くから近づいてる 季節の影を
忘れさせてくれる 悲しいほどにキレイな夕焼け
作詞・作曲は草野正宗。「群青」のカップリング曲として2007年8月発売。ロビンソンやチェリーなどと比べると知名度ははるかに劣りますが、珠玉のバラードです。
歌詞の冒頭がいかにも草野さんらしい。
「言葉でハッキリ言えない感じ~例えば夕焼けみたいな、サカリの野良猫みたいな、訳わからんて笑ってくれてもいいけど」
これ草野さんの実体験じゃないですか?そして彼女に笑われるみたいな。
「君のそばにいたい」という言葉は草野さんにしてはかなりストレートですね。
「他には何もない。生まれてきたよ」
個人的に好きな部分です。
ただ「遠くから近づいてる季節の影」
これは恋人との別れを予感させます。草野さんの歌詞が好きなのは、もちろん言葉のセンス、独特の世界観など色々ありますが、恋愛が長く続かない印象があるんです。「一生、一緒にいて欲しい」的な歌詞はほとんどありません。
そこが自分と重なって共感しているところがあると思います。マラソンでなく、100メートル、200メートルどこまで走れるかという。
最後に「悲しいほどにキレイな夕焼け」
綺麗なものとか美しいものというのは、たいてい悲しさを伴っていることが多い気がします。
8月に発売されていますが、夏の夕焼けって綺麗ですよね。