ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

夕焼け(スピッツ)

2023-10-06 12:51:04 | 歌詞

言葉でハッキリ言えない感じ 具体的に

「好き」では表現しきれない 溢れるほど

例えば夕焼けみたいな サカリの野良猫みたいな

訳わからんて笑ってくれてもいいけど

 

君のそばにいたい このままずっと

願うのはそれだけ むずかしいかな

終わりは決めてない 汚れてもいい

包み込まれていく 悲しいほどにキレイな夕焼け

 

君のそばにいたい 想っていたい

他にはなにもないは何もない 生まれてきたよ

遠くから近づいてる 季節の影を

忘れさせてくれる 悲しいほどにキレイな夕焼け

 

作詞・作曲は草野正宗。「群青」のカップリング曲として2007年8月発売。ロビンソンやチェリーなどと比べると知名度ははるかに劣りますが、珠玉のバラードです。

 

歌詞の冒頭がいかにも草野さんらしい。

「言葉でハッキリ言えない感じ~例えば夕焼けみたいな、サカリの野良猫みたいな、訳わからんて笑ってくれてもいいけど」

これ草野さんの実体験じゃないですか?そして彼女に笑われるみたいな。

 

「君のそばにいたい」という言葉は草野さんにしてはかなりストレートですね。

「他には何もない。生まれてきたよ」

個人的に好きな部分です。

ただ「遠くから近づいてる季節の影」

これは恋人との別れを予感させます。草野さんの歌詞が好きなのは、もちろん言葉のセンス、独特の世界観など色々ありますが、恋愛が長く続かない印象があるんです。「一生、一緒にいて欲しい」的な歌詞はほとんどありません。

そこが自分と重なって共感しているところがあると思います。マラソンでなく、100メートル、200メートルどこまで走れるかという。

 

最後に「悲しいほどにキレイな夕焼け」

綺麗なものとか美しいものというのは、たいてい悲しさを伴っていることが多い気がします。

8月に発売されていますが、夏の夕焼けって綺麗ですよね。

 

 

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西山朋佳、男性トップクラスの棋士に勝利

2023-10-05 12:25:37 | 将棋

仮に「藤井聡太八冠達成」となればニュース速報級でしょうが、昨日は将棋界限定のニュース速報級の出来事がありました。朝日オープン1次予選で西山朋佳女流三冠が佐々木大地七段に勝利しました。

佐々木七段と言えば藤井聡太竜王・名人とのタイトル戦十二番勝負も記憶に新しい若手実力派です。快挙と言ってもいいんですが、内容的には完封でした。

 

西山さんは終盤が強い天才肌の女流棋士です。里見香奈女流五冠とともに女流二強ですが、里見さんも「出雲のイナズマ」ですから終盤には定評があります。しかし、西山さんの終盤の迫力は里見さんを凌ぎます。だからこそ里見さんは西山さんの将棋を徹底的に研究し、西山さんに難のある序盤・中盤でリードすることで西山さんに対抗しています。西山さんほどの終盤の爆発力は男性プロでもそれほどいないですね。

 

現在、西山さんの直近のプロ棋戦での成績が8勝3敗となりました。10勝5敗でプロ編入試験の資格を得るため、何とかあと4戦で2勝してもらいたいです。

仮に西山さんがプロ編入試験の資格を得たら、あとは西山さんの決断次第です。ただ、西山さんには奨励会三段時代、14勝4敗という成績を残しながら、順位の関係で次点となった過去があります。

14勝して運悪く昇段出来なかった人も何名かいますが、後にみなプロ棋士になっています。だから西山さんはただひとりの奨励会三段リーグで14勝してプロになれていない人なのです。是非、その時の悔しさを思い出して欲しい。藤井名人ですら13勝5敗での1位通過でした。

 

西山さんは藤井さんの奨励会時代の最後の対局相手でもあります。西山さんは7才年下の天才少年に「頑張ってね」と声をかけたそうです。西山さんは藤井少年の背中をどんな思いで見つめていたのでしょうか?是非、同じプロ棋士として藤井西山戦を見てみたいです。

西山さんの将棋には華があります。現在、王座戦で内容的には藤井名人相手に互角以上に戦っている永瀬王座の将棋に「華がある」という人はいません。永瀬さんは途轍もない努力型ですから。

高い才能を持っていなければ華のある将棋はさせません。魅せる将棋が指せる。その意味からも西山さんはプロになるべき存在です。

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あき

2023-10-04 10:38:34 | 

今年はもう逢えないかと思っていた

しかし、君はやって来た

随分と遅れて

瞳は相変わらず空が反射したように澄んでいたが

少し痩せて映った

栗色の髪が緩やかになびく

 

スマホを操る無数の手

そんな中、君はバッグから文庫本を取り出した

活字に視線を置いたまま

「元気にしてた?」と尋ねる

この先、君は色づいてゆく

そして美しさが絶頂に達した頃

君は別れの気配を漂わせ

やがて北風が強く吹いた日に

突然、姿を消し去るのだ

微かな香りを街に残して

 

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僕の現状

2023-10-02 11:40:33 | 

「大谷君、ホームラン王、おめでとう」

日本人は非力と決定されていた

その世界の常識を打ち破ったのだから

本当はもっと喜びたいんだ

喜びの力が弱いのは

僕が心の病気だからだ

 

大学を中退した後

非正規をつぎはぎで繋いできたが

いつしか無理がきかなくなった

僕は避けていた精神科に足を運んだ

かれこれ17,8年、主に2種類の薬を飲み続けている

医師は現状維持できればいいという考えだ

今朝も目覚めた時の倦怠感

胃腸の不快感は強かった

悲観的になり、不安にもなる

 

自分の考えを変えるしかないと悟り

大谷君の愛読書でもある「運命を拓く」も3度読んだ

「生きていることに感謝しなさい」

「病も有難いと思いなさい」

そこまで思うことは今日、明日出来ることではない

しかし、やがては苦しみにも意味がある

そう思えるようになりたい

2つ目の自営業を辛うじて続けながら

これが誰にも話していない僕の現状

 

 

 

 

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