「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

劇的変化

2014年09月13日 |   中3 
中3クラスの生徒で、これまで定期テストで5教科合計300点を
越えたことがなかった生徒が、今回はじめて350点を越えました。
理科はもともと好きだし、国語は暗記部分が少ないから、この2教科で点数を稼いでいる感じで
とにかく英語(というか英単語)はほとんど覚えていなくて
アルファベットさえたまにウッカリするという生徒だったのに
理科・国語は80点台、英語は70点台という快挙。
(ちなみに、英語は前回の倍の点数らしい。

これは大いに自信になったようで、今日の英語の授業では
クラスの誰よりも早くテキストを終わらせ、小テストでも初の満点。
つい3ヶ月前は、授業中ぼんやりしていて解答を書き写しそびれることがあったし
小テストの正答率は4割以下だったというのに…。
この変わりように驚くと同時に、とても嬉しく感じます。

思い当たるきっかけとしては、居残り自習の時間に
英語苦手な3人を強制的に残して同じプリントをやらせたとき
他の2人よりちょっとまじめに取り組んで進むのが早かったのを
大げさに褒めたら気をよくして継続して自力でやろうとし始めたことかなあ。
他の2人より先をやっていたことで、2人がつまずいている問題を(得意げに)教えたことが
記憶の定着につながったんじゃないかと思います。
やればできるということを実感できたことが大きかったんだろうな。

その後も地道に、かつ積極的に全教科のワークに取り組んでいたし。
今まで英語のワークだけは手を付けようとしなかった生徒なのに…。
他の2人も、自分より下だと思っていた子に先を越され、焦って
一生懸命やっていたから、相乗効果。

中1から見てきて、今までもいろんな風に働きかけてきたけど
卒塾までにこんな姿を見られて感慨無量です。
ほぼ諦めかけていただけに、なおさら…。

あとは、入試に対してもその調子で、模試の得点アップをねらってほしいなあ。