「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

明朗快活

2014年09月18日 |   誤・迷答!
中3国語の時間に、小6レベルのちょっとした漢字の書き取り問題をやってみました。

漢字が苦手な生徒というのは、すなわち漢字を覚えていないということですが
それ以前に、その漢字の意味を知らないし知ろうともしていないというのが大きい気がします。
訓読みを知っていたらわかりそうなものなのになあ…。
読み方だけでなく、部首だってヒントになるし、使われる熟語もヒントになるのに…。
そういうことがわかってくると、少しは漢字を覚えられるようになるんじゃないかと
漢字の問題をやるときは、なるべくいろんなことを関連づけて解説するようにしています。

ところで、今日の書き取り問題の中で出た質問が
メイロウな性格』って、どんな性格?

キミみたいな性格だよ。と答えたら、
騒がしいってこと?」と本人から。
おっちょこちょいってことじゃね?」「忘れっぽいってことかもよ?」と友人たちから。
思わぬ場面で人物像が明らかになりました。
すでに答えがわかった生徒が「つまり、あかるいってことだよ。」と大ヒント。

「ああ、そういうことかー。」と納得したあとに
「じゃあ、メイロウロウは?苦労のロウ?それとも老人のロウ?」と先ほどの友人から。
なんでその2択!?
その漢字をイメージさせるような少年ではないけどなあ…。

メイロウのロウは「ほがらか」という字です。
答えを板書したら「なんだー、イチローのロウかー。もっと早く言ってよー。」と抗議されました。
人名はよく覚えているんだなあ…。

漢字と読み方だけでなく、意味も一緒に覚えてね。