中3国語では毎回、1コマの中で「漢字」「文法」「説明文」「古文」をバランスよく
学習するようにしています。その方が生徒の身につくし、授業にメリハリがつくし
少しずつだと「文法」も「古文」も嫌がらずに取り組んでくれるし、一石三鳥。
古文では、とにかく何回も読め!と指導しています。
現代文だって1回読んだくらいじゃわからないのに、古文ならなおさら。
何回も読んで、登場人物と場面をつかむように、コツも説明しながら指導しています。
ただし、知っていてもよさそうな名詞を知らない生徒が多くて思った以上に苦戦することも。
古語の隣に注が付いているのに見ていなかったり、見ても理解できなかったり。
中学生にとって、古文は英文以上に難易度の高い文章になっているようです。
いい機会なので、古文に出てきた単語を解説したり
登場人物を社会科の視点から確認したりと、設問から外れた雑談もまじえて授業を進めています。
今日は『徒然草 第184段』を元にした小問を学習したのですが
冒頭の「相模の守時頼の母は、松下の禅尼とぞ申しける。…」から勘違いも甚だしく。
なぜか「相模(地名)」の「守時頼(名前)」だと思った生徒が多数。
同じように「松下(地名)」の「禅尼(名前)」だと思ったようで
「線部の主語を書きなさい」という問題では「守時頼」とか「禅尼」といった
中途半端な解答が続出。
「相模の守」で一区切りということをわかってもらうのも一苦労でした。
「大岡越前守」も知らないし、守護地頭のイメージもピンときてないし
そもそも「相模」が地名ということも知らない様子。(「すもう」と読んだ生徒もいた…)
そこで、「相模は何県でしょう?」という問題を出してみました。
ちなみに「相模の守時頼」には本文最後に「鎌倉幕府5代執権北条時頼」という
注が付いていたんですけどね。
真っ先に出たのが「大分!!」
まったくの予想外でコメント不能。
どんなヒントを出そうか途方に暮れていたら
「相模湾があるところ?」というナイスな質問が。
そうです、と返答したら自信なさげに「静岡…だったっけ?」
だいぶ近づいて、ちょっとホッとしましたが、ホッとしていいレベルでもないな。
「注にもありますが、時頼は鎌倉幕府の執権です。ということは?」
「北条!!」
それ、名字でしょ。今きいているのは県名!!
「じゃあ、鎌倉。」
鎌倉県なんてありませんけど?
こんな調子で、「神奈川」というその一言にたどりつくまで思った以上に時間がかかりました。
そして思った以上の疲労感も。 生徒たちは楽しそうでしたけどねー。
生徒のレベルを考慮して、学習する古文そのものは短くて易しい問題を選んでいます。
この先、入試問題とのレベル差をどうやって埋めていくか…。
学習するようにしています。その方が生徒の身につくし、授業にメリハリがつくし
少しずつだと「文法」も「古文」も嫌がらずに取り組んでくれるし、一石三鳥。
古文では、とにかく何回も読め!と指導しています。
現代文だって1回読んだくらいじゃわからないのに、古文ならなおさら。
何回も読んで、登場人物と場面をつかむように、コツも説明しながら指導しています。
ただし、知っていてもよさそうな名詞を知らない生徒が多くて思った以上に苦戦することも。
古語の隣に注が付いているのに見ていなかったり、見ても理解できなかったり。
中学生にとって、古文は英文以上に難易度の高い文章になっているようです。
いい機会なので、古文に出てきた単語を解説したり
登場人物を社会科の視点から確認したりと、設問から外れた雑談もまじえて授業を進めています。
今日は『徒然草 第184段』を元にした小問を学習したのですが
冒頭の「相模の守時頼の母は、松下の禅尼とぞ申しける。…」から勘違いも甚だしく。
なぜか「相模(地名)」の「守時頼(名前)」だと思った生徒が多数。
同じように「松下(地名)」の「禅尼(名前)」だと思ったようで
「線部の主語を書きなさい」という問題では「守時頼」とか「禅尼」といった
中途半端な解答が続出。
「相模の守」で一区切りということをわかってもらうのも一苦労でした。
「大岡越前守」も知らないし、守護地頭のイメージもピンときてないし
そもそも「相模」が地名ということも知らない様子。(「すもう」と読んだ生徒もいた…)
そこで、「相模は何県でしょう?」という問題を出してみました。
ちなみに「相模の守時頼」には本文最後に「鎌倉幕府5代執権北条時頼」という
注が付いていたんですけどね。
真っ先に出たのが「大分!!」
まったくの予想外でコメント不能。
どんなヒントを出そうか途方に暮れていたら
「相模湾があるところ?」というナイスな質問が。
そうです、と返答したら自信なさげに「静岡…だったっけ?」
だいぶ近づいて、ちょっとホッとしましたが、ホッとしていいレベルでもないな。
「注にもありますが、時頼は鎌倉幕府の執権です。ということは?」
「北条!!」
それ、名字でしょ。今きいているのは県名!!
「じゃあ、鎌倉。」
鎌倉県なんてありませんけど?
こんな調子で、「神奈川」というその一言にたどりつくまで思った以上に時間がかかりました。
そして思った以上の疲労感も。 生徒たちは楽しそうでしたけどねー。
生徒のレベルを考慮して、学習する古文そのものは短くて易しい問題を選んでいます。
この先、入試問題とのレベル差をどうやって埋めていくか…。