「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

発展途上

2013年11月10日 | 今日のお仕事 
今日も休日返上で定期テスト対策授業。
昨日と違って最後の方は自習監督だったので
昨日よりは若干ラクだったかな…若干…

1年の頃は集中力が無いために、長時間授業は後半ヘトヘトのグダグダ
自習時間はキョロキョロしてばかりでワークがいっこうに進まなかった生徒たちが
中3の今、ようやくこちらで設定した時間を
有効に活用できるようになっているのに気づきました。
成長したね~。 
いろいろ頭を悩まされた生徒たちだったので、なんだか感慨無量。
今までできなかったことができるようになる瞬間に立ち会える仕事であることを
改めて実感し、嬉しい気持ちになりました。

今手を焼いている中2クラスの一部の生徒も、はやくこんな日が来るといいなあ。

長い1日の初日

2013年11月09日 | 今日のお仕事 
今日は定期テスト対策授業のため、久しぶりに8コマ授業をしました。
さすがにヘトヘト。
生徒の方も、最初は休み時間に鬼ごっこをするくらい元気いっぱいだったのが
暗くなるのと比例するようにどんどん静かになっていきました。

そうはいっても生徒の方は数コマごとに入れ替わったので
その都度テンションが上がったのですが、我々はもうついていけない。
ラストの授業で真っ白に燃え尽きそうでした。

明日もこんな感じの予定。
年々体力に自信がなくなってきたなあ。

待ち時間に勉強を

2013年11月08日 | 今日のお仕事 
来週定期テストを迎える生徒たちにとって、
この土日をどう過ごすかがカギになってきます。
もちろん当塾でも対策授業を行いますが、それだけでは足りません。
そこで、ここ数日は生徒たちに家で学校のワークをやるように積極的に声をかけています。

明日、塾の授業がないクラスで
「明日は少なくとも3時間くらいはワークをやって、ある程度終わらせてよね!
と言ったところ、「ムリー。と即答。
「だって明日は部活があるんだもーん。」と言う生徒に
「帰ってきてからやればいいでしょ。3時間がムリなら1時間でもいいよ。」
と言ったのですが、「ムリー。
こんな生徒を相手にするのは「ムリー。」と放棄したくなってきたわ。

もちろん、こんな生徒ばかりではなく、やる気になってくれる生徒もいます。
同じように明日勉強するように声をかけた生徒から
おイモをふかしている間、勉強しまーす!」と返答がありました。
それってどのくらいの時間なの?
おそるおそる聞いたら「4時間! と答えてくれて、ちょっとホッとしました。
勉強が進んで、おいしいおイモが食べられて、なかなか良い時間の過ごし方ね。


停電

2013年11月07日 | 今日のお仕事 
今日は立冬。
季節の変わり目らしく、日が落ちてからずっと
雷がゴロゴロ、雨がザアザア 降っていたのですが
授業が始まって数分というときに
ピカッと光り、その瞬間にドカンとすごい音がして電気が消えました。

いつもならすぐに復旧するのですが、今回のは落雷がかなり近かったせいか
なかなか明かりがつかず、暗闇が苦手という生徒がパニック状態になりかけたり
非常事態にテンションが高くなる生徒がいたり、収めるのになかなかタイヘンでした。

我々が懐中電灯を持ってくる前にケータイを取り出して照らし合っているのを見て
気持ちに余裕がある生徒たちが影絵遊びまでしているのを見て
(中3クラスではその明かりで勉強を続けようとした生徒もいたとか
中学生のケータイ普及率はけっこう高いなあと感心しました。

結局、そのまま数十分暗闇状態が続いて、1コマ目は実質的に授業にならず。
定期テスト前で時間カツカツで授業をしているため
この埋め合わせをどうしてくれよう…きっちり計画を立てたのに…
とボスが頭を抱えていました。(……残業するしかないか。

それにしても、10分以上停電したのは中越地震のとき以来。
非常時にどういう行動をとるか、きちんと考えておかなければならないな、と
改めて考えさせられました。
真っ暗闇の中
「センセー!せっかくだから、怖いハナシしてー!」と言われたのに
ネタがなかったのも残念なところw

授業が終わる頃には雷はもちろん雨も止み、星が出ているような天気になりました。
これもまた変わりやすい「秋の空」ってやつかな。

ジャンル違い

2013年11月06日 |   誤・迷答!
昨日に引き続き、中2国語「平家物語」学習中のハナシです。

古文が出題範囲になると必ずテストに出る基本事項が「作者」「成立時代」「ジャンル」。
平家物語の場合、作者がハッキリしないので、そのかわりに「誰が広めたか」が問われます。

そこで今年も学校で習ったばかりの生徒たちに問題を出しました。

「成立時代」=鎌倉時代 は、ほとんどの生徒が覚えていてくれました。
間違った生徒も「平安時代」という答えだったので、私としては許容範囲。

「誰が広めたか」=琵琶法師 も意外と正解率が高かったです。
ただし、漢字が書けない生徒多数。
「ビワ湖のビワです。」とヒントを出したけど反応が薄かった…。
それから、「琵琶ってどんな楽器かわかる?」という質問に対して
「ウクレレ的なー?という返事が返ってきたのにビックリ。
系統は似ているけど、大きさと重厚さがだいぶ違うような…。

そして「ジャンル」。
琵琶とかウクレレとか楽器が出てきた影響か、琵琶法師を
「琵琶を弾きながら語っていたお坊さん、今だとストリートミュージシャンみたいな感じ」
と説明したせいか、真っ先に答えに上がったのが
「J-POP?
音楽のジャンルのハナシじゃないんだけど。
正解は「軍記物語」。

音楽のジャンルでいうと「平曲」になるのかな?
平家物語がどんなふうに語られるのか、琵琶という楽器とともに
実際に見たり聞いたりする機会があるといいのにな。

うさぎ年

2013年11月05日 | 今日のお仕事 
中2国語は「平家物語」がテスト範囲。
教科書には「祇園精舎の~」の冒頭と、那須与一のエピソード「扇の的」が掲載されています。

学校ではまだ取り組み始めたばかりらしいので、冒頭部分に時間をかけ
「扇の的」は本文前半を読みながら状況を解説しました。

「ころは2月18日の酉の刻ばかりの~」から始まる「扇の的」。
旧暦は今と1ヶ月くらいずれるから、旧暦2月は今では3月。なんて話をして、
酉の刻を説明するために、例年どおり、十二支を文字盤にした時計を書きました。
書きながら、「キミたちは何どし生まれ~?」と質問したら
「ウサギー!!
あらまあ。一緒だわ。
ちょっとショックを受けましたがおくびにも出さず。

「うさぎ年生まれは騒がしいなんてハナシを聞いたことがありますがどう?」
と聞いたら「当たってま~す!と満場一致。
「他の学年からノーテンキとか幼稚とか、バカ扱いされるー!
と、明るく答えてくれたのが印象的でした。
なんだかわかる気がするわ…

十二支文字盤の時計を書き終わり、
「てっぺんのが夜中の12時で、真下のがお昼の12時。だからお昼の12時を正午と言うんです。」
と説明して生徒たちの関心を引いたところで質問が。↓↓↓

「センセー、そのタマゴみたいな文字(=のことらしい)ナニー?
「うさぎですけど。」
アナタうさぎ年なんでしょ!そこだけは読めてほしかったわ…。

「卯」だけでなく、教科書に出てきた「酉」も読めないという生徒は多かったです。
十二支にトリが存在することに気づいていなかった生徒もいました。
十二支を全部は言えない、よくて自分の年である卯年かその先の辰年くらいまで、という生徒も多く
時計の文字盤を使うより、「酉の刻=18時」とダイレクトに書いた方が覚えやすかったかなあ
なんて反省しました。

防人とは

2013年11月04日 |   誤・迷答!
今日は祝日ですが、定期テストが近いのでいつも通りに仕事でした。
でも、週末に長時間授業が控えていて、その準備に追われて1日が終わった感じです。

さて、今日の中3国語では万葉集のあたりを学習しました。
その中に「防人歌」が出てきたため
さっそく防人を説明する穴埋め問題にチャレンジ。

防人とは、主に( ① )地方から( ② )地方の( ③ )のために徴集された( ④ )。

歴史の時間に学習済みだからバッチリ…というのはごく一部の生徒だけ。

指名する前に「九州!九州!と得意顔で連呼する生徒がいたので
「①と②のどっちが?」ときいたら「どっちも!!
それじゃあ①の出題意味がないでしょ…。
正解は、①東国②九州です。

気を取り直して③をきいたら
「…情報収集?なんて答えるもんだから
スパイか!! と周りの生徒から盛大に突っこまれていました。
正解は、③守備④兵士です。

この前の模擬テストに出題されていたと思ったけど、まったく身についてないのね…。

かぼちゃのホットケーキ

2013年11月03日 | 今日の1品 
今日はホットケーキを焼いてみました。
ハロウィンのなごりで、かぼちゃと黒ごまたっぷりの1品。

ホットケーキはパウンドケーキと同様、寒くなるとしょっちゅう作る定番ですが
今日は珍しく、今流行りのパンケーキ風に
型を使って厚みを出して、最後にバターをのっけたりしてみました。
型の高さが足らなくて、それほど厚みは出なかったけど満足。
アツアツほかほかはやっぱりとても美味しかったです。

ただし、型を使うのが意外と面倒くさかったので
次からはまたいつも通りの平ぺったいタイプになりそう。

正解は480人

2013年11月02日 |   誤・迷答!
「何回も同じ問題をやっているのに全然覚えてくれない!」と
打ちひしがれて事務所に戻ってきた社会科担当の同僚から聞いた話。↓↓↓

中3クラスの社会は公民で、「国会」のあたりを復習中。
「衆議院議員の人数は?」
という定番の質問を、ある生徒に指名して答えさせようとしたのですが
わからないらしくモジモジしていたのだそうです。
そこへ周りの生徒数人が「5人だよ。」「いや8人だ!」とデマを流したところ
それを聞いて「6人です。と自信満々で返答。
少なすぎるでしょ。 そもそもケタがかなり違うんですけど。

デマを流した生徒たちは「だまされたー!」と大喜び
他の生徒は「だまされるなよー。」と呆れ顔だったそうです。

確かにこんな答えを聞いたら、今までの授業はなんだったのかとショックだよなあ…。

講師(親)の心 生徒(子)知らず

2013年11月01日 | 今日のお仕事 
今回の定期テストは、範囲が広い上に準備期間が短いため授業時間がカツカツ。
それぞれの教科担当が1コマでも多く授業を組もうと
別の教科担当と交渉したり、開始時間や終了時間を時間を工夫したりで
テストまでの予定表(時間割表)を作るのにかなり難航しました。

しかし、やっとの思いでできあがった予定表を見た生徒に
「英語(の授業)が多すぎー。」と抗議され、私の中のモチベーションの何割かが喪失。
「この3連休は3日とも友達とゲーム大会!」と話している生徒を見て更に力が抜けました。
「ゲームしたっていいけど、勉強もしてよね。」と声をかけてはみたけど、ムリだろうなあ。

テスト勉強は、塾の授業時間だけじゃ全然足りないって何度も生徒に話していますが
「家では勉強できない。」と訴える生徒が多数です。勉強以外の誘惑に勝てないらしい。
こんな調子だと、どんな大人になるか心配だわ。
むしろ、この機会に誘惑に勝つ精神を身につけてほしいものです。