六月三十日(火)雨のち曇り。
七時に起床。病院から渡されている下剤を千八百CCも朝食代わりに飲まなければならない。ポカリスエットのような味だが、全て飲むのにはかなり根性がいる。家族が、美味そうに朝食を食べているのを横目で見て、こちらは下剤を飲みながらトイレを往復。
十時丁度の電車で東京行き。紹介された病院が秋葉原の近くなので、新橋で山手線に乗り換えた。そうそう、保土ヶ谷の駅で横須賀線に乗ったら、偶然にデザイナーの芳賀里枝さんにバッタリ会った。車中で久し振りにお互いに近況報告。仕事に行くという芳賀さんと新橋で別れた。秋葉原に早く着いても、喫茶店に入るわけも行かないので、ぶらぶらお店を冷やかしながら時間を潰して、十一時半に病院へ。着替えを済ませて、早速、胃カメラと大腸の内視鏡の検査。
胃の方は、少々気になる部分があるとのことで、四箇所の細胞を取ったとのこと。大腸は、七ミリくらいのポリープがあるので、それを取ってもらった。終了しても麻酔が効いているのだろうか、個室で二時間ほどぐっすり寝てしまった。看護婦に起こされて、院長と問診。心配して隠岐康氏が、わざわざ来てくれていた。
写真を見ながら説明を受けたのだが、ショックだったのは、大腸のポリープを取ったため、十日間ほど酒は禁止とのこと。トホホですね。「出血したら、また来て貰い、最悪の場合は入院」と脅かされた。
飯でも、と隠岐氏に誘われたが、薬のせいかお腹が張って、全く食欲がない。隠岐氏に再会を約して、別れた。横浜に戻ったのは四時過ぎ。体調が悪く、そのまま横になっていた。当然、休肝日です。