七月六日(月)雨。
七時に起床。家族揃って食事。天気が悪いので愚妻を仕事場まで送って行った。十時、志村馨君来訪。今日は、お世話になっている方々に、野村一門としてお中元のご挨拶に行く。
横浜から、東京を廻って、戻ったのは三時過ぎ。帰宅後は、今月から「実話時報」という月刊誌に連載させて戴く、「回想は逆光の中にありー追想・野村秋介」のゲラが送られてきたのでその校正を行なった。当初は、多めに原稿を入れて、雑誌社の方である程度校正をして頂くつもりだったが、打ち合わせが悪かったのか、全文そのまま掲載して頂いている。何枚か送った写真も全て掲載済みである。そのせいか私の駄文でも写真を見れば何とか楽しめるような気がする。終了後に、今度は、「実話ドキュメント」の連載を脱稿。今回のテーマは「横浜の『Y150』を読む」である。
テレビで大阪のパチンコ屋が放火され、四人の方が亡くなられたニュースを見た。痛ましい事件だが、そのニュースを見て不思議に思ったことが二つあった。それは、キャスターがしきりにパチンコ屋の防火体制の不備を指摘していたことだ。他のパチンコ屋の防火体制も検証していた。でも考えてみれば、そんなことは開店の時に、キッチリ検査をしていれば済むことだし、定期的に検査を行い、指導すれば良いことだ。例えばどんなに防火体制がしっかりしていても、いきなり店内にガソリンを撒いて火をつける、ということにパチンコ屋に限らず、どこの店が対応していると言うのだ。スプリンクラーなどの防火設備を整えていても、ガソリンで放火されたら、絶対に対応できまい。犯人の異常、非情さを非難するならともかく、パチンコ屋だって、犠牲者なのに、防火設備の不備を問うのは、本末転倒していると思うのだが。
また、犯人が自ら出頭したにも関わらず、「犯人が逮捕されました」などと、さも警察が、どこかで犯人を捜して確保したようなことを言っているのにも、それは違うんじゃないの、と思った次第。「出頭の後に、警察署内で逮捕された」のだから、正直に報道すれば良い。何か、警察の手柄のような報道をするのはは、事実を伝えるニュースとしては、おかしいのではないだろうか。もちろん警察を非難しているのではない。提灯持ちのような報道はダメだよ、と言いたいだけでした。
夜は、一週間ぶりにゆっくり飲んだ。と言っても家飲みであるが、飲んで、眠くなりそのまま寝てしまった。