五月八日(日)晴れ。
良い天気である。朝食の後に、二日間歩いていなかったので、愚妻とウォーキングに出た。我が家から、京急井土ヶ谷まで歩き、さあどこまで行こうかと思って考えた結果、過日、弘明寺商店街で見つけた、「どやじ」という韓国の定食屋で昼飯をとろうと歩いた。ズンドウブ、チゲ定食、五百円也。中々旨かった。一休みした後に、再び歩いて、今日は、合計ニ時間のウォーキングとなった。
まだ、ユッケ騒動が続いている。食中毒と言うものは、食品の鮮度とは全く関係がなく、細菌に原因があるということを始めて知った。まあ、それでも何十年と焼肉屋に行けば、ユッケやレバ刺しを食べていて、食中毒になったという話を余り聞かない。希に、生のレバーを食べてお腹をこわしたという話はあったが、死者までは出なかったと思う。いや、過去に死者が出たかもしれないが、昔は、焼肉屋の全国チェーン店などがなかったため、食中毒を起こしても、その店だけの責任で済んだが、全国展開の店では、今回のように被害が拡散する。自分の店だけが気をつければ良い、という時代ではなくなった。それでも、私は、焼肉屋へ行けば、ユッケやレバ刺しを食べると思う。もちろん二百八十円や百円の品物を売る焼肉屋には行かないが。
夜は、相変わらず、糖質ゼロの缶ビールの小さいのを二本飲んだだけでやめた。ツタヤ・ディスカスで借りた、「東京上空三十秒」というDVDを見たが、これが中々良かった。内容は、先の大戦時に、アメリカの航空母艦・ホーネットから発進したB25ミッチェル爆撃機16機による日本本土初爆撃に参加した米軍大尉と同行記者、それぞれの手記を基にした1945年(昭和二十年)製作の戦争映画である。
空母ホーネットから発艦するB-25や東京上空のミニチュアや特撮も素晴らしく、これが昭和二十年に製作された映画かと思うほど良く出来ている。当然、戦争中なのだから反日プロパガンダ映画なのだが、日本版のせいかも知れないが、それほど日本のことを悪しく描いていない。それでも笑えたのは、日本語の字幕の中で、空母から飛んだばかりの機内で、パイロットが「水圧も異常なし」というのには、ひっくり返りそうになった。私のような素人が見ても、「水圧」ではなく「油圧」だろう。
何の映画だったか、日本人に扮した役者が駆逐艦の上で、たどたどしい日本語で、「右舵」というのも見たことがある。
それでも、「東京上空三十秒」は、かなり楽しめた映画でした。