白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ペトロマックスって映画じゃないんですが。

2011-05-15 02:13:00 | インポート

五月十三日(金)晴れ。

 いやー久し振りの晴天。これで原発事故さえなければ少しは心も晴れるのだが。今日は、午後二時から、みなとみらいにある歯医者に行った。行く時は、愚妻に車で送ってもらい、帰りは歩いた。みなとみらいから、京急の井土ヶ谷駅まで約一時間。JRの桜木駅から、京急の駅、日の出町、黄金町、南太田、井土ヶ谷と四つの駅を歩いたわけだ。井土ヶ谷のマックで少し休憩してから、再び自宅まで三十分歩いた。後半は、やや上り坂だからヒーコラ言った。フルマラソンを走る隠岐康、古澤俊一の両氏が聞いたら、フンと鼻で笑われそうだ。しかし、信じられないかもしれないが、こう見えても中学、高校と陸上部に在籍し、中距離の選手だったのだ。まあ今は、往時の面影のかけらもないが・・・。

  ところで、子供が生まれるまでは、毎週のようにキャンプに出かけていた。私のキャンプの師匠であるナリポンこと、成田功氏から手ほどきを受けて以来、今や道具揃えにおいては、師匠を軽く超えて、随分と道具の数を揃えたが、子供が出来てからはキャンプへ行く機会がなくなった。そういえば、尼野保君とも一緒に行ったことがあった。まだお互いにドシロウトの頃で、テントを設営するにもかなりの時間がかかったのが懐かしい。

 一時は、キャンプ仲間から、「蜷川さんのキャンプは、ただ関内が移動してきただけだ」などと嫌味を言われたが、最近では、余り派手な飲み食いは避けて、ナチュラルな、そして不便を楽しむ真面目なキャンパーに成長した。

 一時期凝った堤防のクロダイ釣りの時もそうだが、私の場合は、まず道具から入るから始末が悪い。別段、竿が竹だろうとカーボンだろうと釣果には全く関係がないのだが、釣りに出れないときなど、一杯飲みながら、リールや竿を手入れしているだけで、心が落ち着くのだから、もうほとんど病気に近かった。随分前の事だが、うっかりと「黒鯛工房」というメーカーのカーボンの竿とリールの値段を愚妻に知られてしまい、「オーパ」と(分かるかナァー)、えらく怒られたことがあった。それはそうだろう、興味の無い人から見れば、何で釣竿とリールがこんな値段するの?と、呆れるに違いあるまい。最近は、近場に良い釣り場や防波堤がなくなり、とんとご無沙汰である。正に宝の持ち腐れとはこのことだ。

 キャンプにもいけないのだが、釣りの時と同じで、テントやランタン、キャンプ用のストーブなどを見かけると、つい買いたくなる。その欲求をかろうじて抑えているのは、何のことはない、懐が不如意だからである。つい最近も、安物のテントをヤフーのオークションで買ったことがバレて、「どこで使うのよ!」と家族に顰蹙を買った。このときは、まあ災害用ということで居直ってやったが、冷や汗ものだった。

 そういえば、最近「震災用」を言い訳に、安いLEDのランタンを五つほど買ってしまったが、どれもアホみたいなつくりで、味も素っ気もない。まあ、私の愛用のコールマンのクラッシック、赤ランタンと比べたら、まるで屁みたいなものですね。

 買った以上、停電を想定して使ってみようと思い、家族が寝静まった頃を見計らって、部屋の電気を消して、そのランタンを点けて、一杯やりつつ、本を読んでいたのを上の子供に見られてしまい、軽蔑した顔で、「電気つければ」と言われ、チョッとショックだった。翌日、案の定愚妻にチンコロされて、「乾電池の無駄でしょ」と、また怒られた。どーも女という奴には、男のロマンが分からんようだ。

 何とか、家族に分からないように狙っているのが、百年以上の歴史を誇る小型ストーブの名品、オプティマス社の小型ストーブだ。

587_1 ※これなんです。

 何がいいのって?。まあ興味ない人には分かんネェーだろうナァー。またランタンは、ベトロマックス社の灯油ランタン。普通は、ホワイトガソリンか、簡易ガスボンベの物が主流なんだが、灯油ランタンは、点火するのも難しく、それが楽しみということもある。まあじゃじゃ馬娘を慣らすようなものですね。

Elodge_sta12199※毎度、バカバカしいお話ですみません。

 これが、結構高いので、高嶺の花ですが、その内に手に入れて、ナリポンや爆チャンたちとキャンプに行って自慢したいと思っています。くだらん話にお付き合い頂き、平身低頭、感謝感激、雨あられ、です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする