四月十七日(火)曇り。
さすがに連日の酒で調子が悪い。起きても何もせず、家族を見送ってからまた布団に入った。目を覚ましたは十時近く。せっかく朝食用にと札幌で「山わさび」や、「行者にんにく」を買ってきたのに、それを食べる元気がない。沖縄に行った時に、オバーから教わった「カチュー湯」としらすおろし、塩鮭で朝食をとった。
夜に、「週刊A」の記者と取材を兼ねて待ち合わせをしていたのだが、体調悪く明日にして頂いた。そんなわけで、一日、自宅で、ボケ老人のごとく、お茶を飲みながら遠くの景色を眺めてボーッとしていた。というのは嘘で、事務所で五時まで仕事をしていた。帰宅後は、さすがに休刊日とした。
そういえば、小学校で、「ヒップホップ」とかいうダンスが必修科目になるというニュースを聞いて驚いた。他に子供に教えるものがないのだろうか。別に、そのダンスが悪いというのではない。好きならば、個人的にやるか、部活などで行えばいい話ではないか。
古いと言われたらそれまでだが、義務教育で子供たちが学ぶべきものは、もつと日本的なものであってほしいと思うのは、私だけであろうか。たとえば、お茶の作法やお花、あるいは着物の着付けや、百人一首などだ。現代ですたれつつある日本の伝統文化こそ、子供たちに教えることが、義務教育のあるべき姿だと私は思う。
ヒップホップが何の役に立つかは分からないが、そういったことを尤もらしく、したり顔で推し進める連中。少しずつ日本を壊して行くことに快感を覚えているのかもしれない。責任者は誰だ、怒鳴りつけてやりたいのだが・・・。