四月五日(木)晴れだが強風。
今日も、一日どこにも出かけずに酔狂亭(我が家です)にいた。何とか、今週中に機関誌を作ってしまおうと思って頑張っている。ニュースは、国民新党の蝸牛の争いを報じている。まあ人の事は言えないかもしれないが、最近の政治家はどうも人相が良くない。特に国民新党のセンセイ方の顔は、どう贔屓目に見ても、その顔から志と言うものが感じられない。酒席には同席できない人たちばかりだ。最も誘っても貰えないだろうがね。いかねぇーよ。
愈々桜の季節だ。先日の春の嵐が、横浜の桜が咲く前で良かった。七日は上の子供の入学式。終わったら、恒例の大岡川の桜の下で記念写真を撮るか。
野村先生の句集「銀河蒼茫」には、桜の句が多い。どれも私が好きな句ばかりだ。
花の雨 けむる祖国のさみしさよ
さくら散るいまも三島の死の光芒
独房の茣蓙にも 風よ 花びらよ
面会の後一句、として
妻去りてかりそめならぬ花吹雪
葉桜の鬱蒼たりし 大悲の獄
葉桜の 風の言葉は 独り聴く
滅びゆくものゝ淡さに 花筏
唯なけて なけてならない桜の空
誰もしやべるな 桜が散っているから
祖国の涙のやうに桜が散る
ひとすじの落花 夕日を手へ運ぶ
夜は、手羽先と大根の煮物と、山芋のオリーブ炒めで、今日は「黒霧島」で月下独酌。浪人冥利に尽きますねェ―。