四月二十一日(土)曇り。
どんなに遅くに寝ても、朝早く目が覚めてしまう。そういえば、朝方、嫌な夢を見た。友達面をしている嫌な奴が、突然戻ってきて、なぜか就職のための面接に、私が嫌々ついて行く、というもの。何故かその夢に出てくる連中が、私の嫌いな奴ばかりなのだ。目覚めて雨戸を空ければ、やっぱり曇りだった。
午前中は、細々とした雑用をこなし、午後から東京行き。今日は、二時から、四谷で、維新公論会議が行われる。民族革新会議の犬塚博英議長が主宰しているこの勉強会は、私が知る限りにおいては、一番質が高く、内容も濃い。まるで大学のゼミに来ているようなのだ。毎回、三時間と言うのは当たり前で、時には四時間という時もある。
今日の、講師は、高崎経済大学教授の八木秀次先生で、演題は「『女性宮家』創設に蠢く『法匪』、官僚たちの生態とその狙い」。「正論」の四月号において、八木先生が、「憲法で皇室解体を謀る『法匪』園部逸夫」という原稿を資料として、「女性宮家」を論ずる人たちの矛盾点を解説して頂いた。
「皇位継承権のあるのが宮家。であるから女性宮家などありえない」と、八木先生は切って捨てた。話がとても小気味よく、聞いていて気持ち良かった。また、「日々国民の幸せを祈っている方が国の中心にて、その『男系男子の』皇統が続いている。血の重みと言うのは、そのまま歴史の重みでもある」とも話された。
直会にも出席して、もっと八木先生から話を伺おうとも思ったが、体調も悪く、明日も行事で朝が早いので、後ろ髪をひかれる思いで自宅に戻った。