白雲去来

蜷川正大の日々是口実

旅の余韻。

2012-04-12 08:03:51 | インポート

四月十一日(水)雨。

 七時に隠岐さんと朝食の約束をしていたのだが、メールが入って「朝食をパスしませんか」。「了解」。八時過ぎまで寝ていて、のんびりと朝風呂に入って意識を戻した。外を見ると雨である。帰る日で良かった。十一時のチェックアウトぎりぎりまで、パソコンでブログを更新したり、フェイスブックに書き込んだりしていた。

 十一時にホテルを出て、昨日、舞妓さんの里乃さんに紹介していただいた、祇園の「みかく」へ。里乃さんの話では窓越しに桜を眺めながら食べる料理は最高。とのこと。天気が悪くなかったらタクシーでお寺巡りでもしようかと思ったが、生憎、空からは別れの雨が落ちてきている。

 「みかく」で、朝食を兼ねたランチ。隠岐さんは二日酔いで、全く料理に手を付けないので、結局私が、二人前食べる羽目になった。エエッイと勢いで、ワインを一本オーダーした。

Dscf4411※窓越しの桜が美しかった。「みかく」にて。

 一時半近くののぞみで横浜へ。昨日の余韻がまだ残っているので、ワインと簡単なつまみを買って車中へ。話は、昨夜のお茶屋や、アフターで行った寿司屋などの話で盛り上がる。まあ、個人的には、まず行くことはないが、花房先輩の心遣いや「だんな」の遊びには、ただ脱帽する。お茶屋で舞妓や芸者、そして幇間(分かるかなぁー)まで連れてのお大尽遊び。外は桜が満開で、満月。いやはや世俗からしばし離れて浮世に酔うこともたまにはいいですなぁー。

Dscf4384※昨夜祇園の「川久」にて、里乃さんと。隠岐さんの鼻の下が長い。

Dscf4390※同じく昨夜、祇園の新橋にて。うふふふ。

 名古屋を過ぎたあたりから爆睡。新横浜で隠岐さんにご挨拶して地下鉄で自宅を目指した。蒔田の駅で降りたが、駅前の「花月」と言う蕎麦屋の看板に誘われて、旅の余韻を楽しむかのように、ざる一枚を焼酎の蕎麦湯割で楽しんだ。テポドン、アホ山ではない鳩山の二元外交、テヤンデェー、べらぼうめ。

 五時、自宅に戻るということは、厳しい現実に戻るということでもある。祇園の夜のことは夢と思って忘れましょう。


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