白雲去来

蜷川正大の日々是口実

酔えば美人の膝枕・・・とは行かないが。

2014-05-05 16:20:03 | インポート

五月二日(金)晴れ。

オバマさんと安倍総理が食事した「数寄屋橋ジロー」。今週の「週刊新潮」では福田和也氏がコラムで取り上げ、「週刊文春」では林真理子さんも自身のコラムの中に書いていた。そう言えば四宮正貴先生のブログにも寿司屋での所作について触れていたが、全く同感だった。幾ら金持ちだろうが食通を自認していようが、大人の食事の場に子供を連れて行ってはいけないと言うのは常識である。

東京の高級寿司店がナンボのものかは知らないが、最低でも一人三万は下回らないだろう。それだけの値段を取って美味しくなかったら、傷害事件が起きる。しかし、良い店と言うのは、出す物は当然だが、良い空間や、雰囲気、店の人たちの接客というものがプラスされているから、高いお金を払っても人は行くのだろう。しかし、「数寄屋橋ジロー」のように、つまみで酒を飲むことを嫌う店は、苦手である。確かに「居酒屋ではない」というプライドがあるのは分かるが、店と店主に気を遣いながら食べることなど、値段以前の問題で、私なんぞ、ケッ野育ちで上等、という感じである。貧乏人の僻みと取って頂いても、日光、ケッコウ、大和観光である。

たまに寿司屋に行っても、刺身を肴に飲み、気が付けば寿司を一つも食べないということがままある。それでも嫌な顔せずにいつも迎え入れてくれる。私は、そんな寿司屋を何軒か知っているが、それで十分である。肴の味はもちろんだが、もっと大切なのは人間味。

夜に出かけようと思ったが、突然の来客があり、近所の寿司屋へ。その寿司屋さんは、私の顔を見ると、「サバの文化干し」焼きますか。、それとも「カツオ」にしますか。浪人はこんな寿司屋で酔って大言壮語し世を罵ることが最高のストレスの解消となる。


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