白雲去来

蜷川正大の日々是口実

昭和史の謎に迫る。

2014-08-03 12:36:36 | インポート

八月二日(土)晴れ。

ナメンナよ。と思うほど猛暑の日が続いている。なるべくクーラーを使わないようにしているのだが、さすがに今日は、部屋を閉め切ってクーラーをかけたら、家族全員が居間に集まってきた。

涼しさの中で、のんびりと読書。札幌の社友である雪田顕正さんからご贈呈頂いた「亡命者ー白鳥警部射殺事件の闇」(後藤篤志著・筑摩書房刊・2200円+税)を読む。

白鳥事件とは、昭和27年1月21日午後7時30分頃、札幌市警察白鳥一雄警部が自転車で帰宅途上、札幌市の路上で併走する自転車に乗る犯人から射殺され、犯人は逃走している。白鳥警部は、札幌市警警備課課長として当時半ば非合法に活動していた日本共産党対策に従事していたことから、捜査当局は共産党関係者を中心に捜査している。。

事件発生から4か月後、党員の通報により白鳥殺害に関与しているとの情報が得られて村上国治党札幌地区委員らが逮捕され、共犯として逮捕されたTが「村上らと白鳥警部殺害の謀議を為した」と供述するも、村上らの逮捕後も犯行に用いられたとされるピストルは発見されなかった。直接の実行犯は当時日本と国交が無い中華人民共和国へ不法出国して逃亡している。

Photo※是非ご一読をお願いします。

読んでいてどんどんと引き込まれたが、愚妻がサリーたちが役員をしてる「関内祭り」に行くと言うので、途中で本を閉じて送って行った。馬車道の神輿の前でサリーファミリーの皆さんにご挨拶。

夜は、サリーたちの直会に出席しようかと思ったが、幼馴染から電話があって一献の誘い。丁度、カメちゃんからも電話が入り、それでは野毛に繰り出そうということになった。「イワシ料理」の名店「村田屋」からスタート。その後「福田フライ」へ転戦してから「一休」で〆。


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夏の思い出。

2014-08-03 11:46:10 | インポート

八月一日(金)晴れ。

いやはやもう八月か。入道雲やセミの鳴き声に夏を感じていると、すぐに次の季節の気配がしてくるから油断がならない。この分では、この夏は一度も海に行かずに夏が終わるのだろう。

夏の歌で好きなのは、桑田圭介が作詞作曲した「夏をあきらめて」。個人的にはサザンより研ナオコの歌の方が好きだ。「波音が響けば雨雲が近づく二人で思いきり 遊ぶはずの On The Beach・・・。」を聞くと、若い頃に行った茅ヶ崎のパシフィックホテルと野村先生の盟友だった盛田正敏氏が所有し横浜のYCC(ヨコハマクルージングクラブ)に係留していた「チャンポサ」というクルーザーで遊んでいた頃を思い出す。

暑い。じゃ海に行こう。という元気も、一緒に行く友達もいなくなったが、他の季節のどれよりも「夏の思い出」がある。1963年に公開されたカトリーヌ・スパーク主演の「太陽の下の18歳」の主題歌「サンライト・ツイスト」は、逗子でポータブルのレコードプレイヤーを持って行って初めて海で聞いた曲だ。私は中学の一年生だった。二三年前に、その映画のDVDが発売されていることを知って嬉々として取り寄せた。若い頃には激しい、と思った曲やストーリーも月日を積み重ねて行くうちに優しく感じてしまうから不思議だ。歳月の積み重ねの中で肉体だけではなく、感性も鈍化して行くのだろうか。

51lalxcqxol_sl500_aa300_1 ※「太陽の下の18才」のDVD。

一生懸命アルバイトしたお金をためて初めて行ったオシャレなホテル。パシフィック・ホテルは憧れだった。モーニングをルームサービスでオーダーしたら「玉子の焼き方は」と聞かれて、慌てたことを覚えている。私はガールフレンドから「マー坊」と呼ばれていた18歳の夏。

Yjimage4 ※パシフィック・ホテルも今はない。

夕方に事務所を出て、みなとみらいのスーパーに行って買い物をしてから帰宅。BOSEのコンポで「オールディズ」を聞きながら月下独酌。


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