白雲去来

蜷川正大の日々是口実

憧れの地、満州。

2016-05-02 09:53:43 | 日記
四月二十八日(木)雨。

今年で六十五歳。早生まれなので六十六歳の人と同期となる。若い頃は同級生より一つ下であることが、何か理不尽のように感じたが、歳を取るにつれて、一つ若いと言うことが、神様のくれたプレゼントのように思えて、嬉しい。

いつまで現役で(色々な意味で)活動できるか分からないが、体が元気なうちに一度は行ってみたい所がある。それは旧満州である。中学の頃に、テレビで馬賊を題材にしたドラマ「夕日と拳銃」を見て以来、満州は私の憧れの地となった。十代の頃に、テレビドラマの原作である檀一雄の「夕日と拳銃」に影響され、いわゆる「馬賊もの」の本を片っ端から読み漁った。そう言った本を読んでいるうちに、戦前の日本と中国の歴史や裏面史を学ぶ下地が出来るから有難い。

その後、人並みに家庭を持ち、浮世の諸事に追われているうちに、満州への夢などは脳裏から消えかけていた。若い頃に読んだ様々な本で憧れたのは、満州と上海であったが、上海は、万博の行われた年に、思いがけずにお世話になっている方に招待され、魔都の雰囲気を味わさせて頂いた。その時のことを私が連載させて頂いている『実話ドキュメント』や、弊社の機関誌『燃えよ祖国』に「涙ぐんでる上海の」という紀行文を書いて掲載した。

満州は、とてつもなく広い。かつて石原完爾が、「英、独、仏三国を合わせてもなお広い満蒙」と言わしめた広大な地。そして戦前の日本人が、それこそ血と汗と涙をもって開拓した地。もちろん一度の旅行では、点を移動するにすぎないのだろうが、先人の思いのこもる地に足を踏み入れてみたいと言う思いが、年々強くなっている。

過日、アマゾンで買ったのが『写真集「満州」遠い日の思い出』(一色達夫、宇野木敏編・KKベストセラーズ刊)と『愛新覚羅王女の悲劇―川島芳子の謎』(大田尚樹著・講談社)の二冊。先日読了したのが、やはり大田尚樹の『満州と岸信介』(KADOKAWA)である。川島芳子を書いた物もほとんど読んでいるが、私は、上坂冬子の『男装の麗人・川島芳子』が白眉だと思う。アカシヤの咲くころに、まずは大連かハルピンを目指してみたいと思っている。まあ、いずれですが。※満州全図、太線は満鉄が誇る「あじあ号」が運航していた大連・ハルピン間の路線。

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トレラーハウスがいい。

2016-05-02 09:28:46 | 日記
四月二十七日(水)曇り。

なぜか「カルビスープ」が頭に浮かんで、スーパーに行って仕入れをしたら、あれれれ間違って豚肉を買って来てしまった。まっいいかと、圧力鍋を使って、「ダシダ」に協力してもらって作ったが、これがなかなかいい感じ。遅い朝食になったが、気分は焼肉屋。

まだ熊本の地震が続いている。これから仮設住宅やら、大変だと思う。何かのニュースで、歌手でアウトドアのプロの清水国明さんが、仮設住宅を作るよりも、トレラーハウスを利用した方が手っ取り早いし、経費の節約になる。と言っていたのを思い出して、ナルホド。日本にどのくらいトレラーハウスがあるのかは知らないが、トイレにシャワー、さらに冷暖房完備のトレラーハウスは確かに便利である。こんな時だからアメリカから輸入すれば、貿易摩擦も多少は解消されるかも。緊急の時だから二、三割くらい安くしてくれるかもね。

一段落して、トレラーハウスの必要が無くなったら、安く払下げるか、キャンプ場などで使えばよいと思う。何かあればすぐに移動できるし、仮設の住宅を建設する手間も省ける。避難する家族の人数にあったものなど、幾らでもあるに違いあるまい。

私も、千葉の社友で、古いお付き合いをさせて頂いている斉藤義一さんにお願いして、土地を借りてトレラーハウスでも置かさせて貰おうかな。でもトレラーハウスって幾らくらいするのか・・・。

ここの所、「そごう」や近くの魚屋さんを覘いても、あまり良い鰹がない。まだ小娘程度の物の季節だから仕方がないが、早く熟女並みの物が出回らないかと、キリンビールを飲みながら、首を長ぁーくして待っている。

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