五月二十日(金)曇り。
先日、何のテレビかは忘れたが、リリコという女の人が映画の解説をしており、その中で知ったのが『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』(二〇一五年制作のイギリスの映画)というである。いわゆる「ナチ」を題材にした映画が好きな私としては、是非見たいと思った。アコウダイの粕漬にあさりの味噌汁、納豆の朝食を済ませて、さあーて、どこの映画館で上映されているかと調べたら、伊勢佐木町の「ジャック&ペティ」という映画館で、九時五十分から一回だけ上映すると言う。時計を見たら九時五分。慌てて家を出た。
シニア割引で千円。嬉しいけれど、複雑である。会場には、私を含めた、ほとんどジジ・ババばかりが二十名ほど。コーヒー二百円也を買ったが、いけネェー、トイレのことを忘れていた。
映画は、一九六一年、「ホロコーストの実行人」といわれた元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンの裁判(いわゆるアイヒマン裁判)を全世界にテレビ中継し、ホロコーストの真実を伝えた実在のテレビマンたちの姿を描いた作品。生存者たちがナチス戦犯の前で語る証言は、ホロコーストの実態を明らかにする絶好の機会となる。ナチスがユダヤ人にしたことを全世界に知らせるため、TVプロデューサーのミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)とドキュメンタリー監督のレオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)はこの世紀の裁判を撮影し、その映像を世界へ届けるという一大プロジェクトを計画する。世界初となるTVイベントの実現のため制作チームは撮影の準備を進めるが、様々な困難が立ちはだかる。そして、ついに裁判の日を迎える……。というものです。
法廷に立つアイヒマン(実写)が哲学的に見えた。恐らく、こんな裁判を茶番と感じているのか、それともナチやヒトラーへの忠誠のなせるものなのか・・・。ユダヤ人に対する残虐な行為よりも、一点を見つめたまま表情を変えないアイヒマンに引き付けられた映画だった。DVDになったらもう一度見てみたい。
先日、何のテレビかは忘れたが、リリコという女の人が映画の解説をしており、その中で知ったのが『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』(二〇一五年制作のイギリスの映画)というである。いわゆる「ナチ」を題材にした映画が好きな私としては、是非見たいと思った。アコウダイの粕漬にあさりの味噌汁、納豆の朝食を済ませて、さあーて、どこの映画館で上映されているかと調べたら、伊勢佐木町の「ジャック&ペティ」という映画館で、九時五十分から一回だけ上映すると言う。時計を見たら九時五分。慌てて家を出た。
シニア割引で千円。嬉しいけれど、複雑である。会場には、私を含めた、ほとんどジジ・ババばかりが二十名ほど。コーヒー二百円也を買ったが、いけネェー、トイレのことを忘れていた。
映画は、一九六一年、「ホロコーストの実行人」といわれた元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマンの裁判(いわゆるアイヒマン裁判)を全世界にテレビ中継し、ホロコーストの真実を伝えた実在のテレビマンたちの姿を描いた作品。生存者たちがナチス戦犯の前で語る証言は、ホロコーストの実態を明らかにする絶好の機会となる。ナチスがユダヤ人にしたことを全世界に知らせるため、TVプロデューサーのミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)とドキュメンタリー監督のレオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)はこの世紀の裁判を撮影し、その映像を世界へ届けるという一大プロジェクトを計画する。世界初となるTVイベントの実現のため制作チームは撮影の準備を進めるが、様々な困難が立ちはだかる。そして、ついに裁判の日を迎える……。というものです。
法廷に立つアイヒマン(実写)が哲学的に見えた。恐らく、こんな裁判を茶番と感じているのか、それともナチやヒトラーへの忠誠のなせるものなのか・・・。ユダヤ人に対する残虐な行為よりも、一点を見つめたまま表情を変えないアイヒマンに引き付けられた映画だった。DVDになったらもう一度見てみたい。