白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『週刊新潮』のコラムに石川カメラマンのことが。

2018-01-30 12:38:48 | 日記
一月二十九日(月)晴れ。

現在発売中の『週刊新潮』の北方謙三氏のコラム「十字路が見える」(第199回)のタイトルが「人は人生に監禁されているようなものだ」である。その「監禁されていた人」と言うのは、昭和六十一年にフイリピンのイスラムゲリラに誘拐されていたカメラマンの石川重弘さんのことである。北方氏へのなにかの取材の折に、写真を撮ったのが石川氏で、その時に、自らの体験を北方氏に話したのだろう。石川氏の救出を行なったのは、黒沢明氏や野村先生であり、先生のドキュメンタリー・ビデオ『風と拳銃』の中にも映像がある。

何の雑誌かは失念したが、光人社NF文庫から出ている『大浜軍曹の体験』(伊藤桂一著)という本が紹介されていた。金曜日に大行社の新年会に行く時に、保土ヶ谷の駅ビルにある本屋に寄ったら、偶然にその本を見つけた。往復で読了できると思い買った。日中戦争から大東亜戦争に突入した際の中国戦線での手記なのだが、当時の陸軍の様子、戦場体験の様子が良く描かれていて興味深かった。当時の戦争状況を詳しく調べたわけではないので、作戦の様子は分からないが、歩兵の戦いは、リアルだが、そこに戦闘機による援護や、航空機と歩兵との共同作戦と言うものが、全く出てこない。そんな戦法は、後世のものなのだろうか。

陸軍軍人のことを歩兵と言うが、言い得て妙で、本当に「歩く兵隊」なのだ。そして、荷役はトラックなどではなく、馬である。第二次世界大戦で、移動や補給にジープやトラックを大量使用していたのは米軍だけで、他の国は日本と同様、主流は馬だったそうだ。健脚の歩兵が重宝がられたと書いてあったが、ナルホドと納得した次第。

夜は、京急の井土ヶ谷駅の隣に出来た「和らい」という店で友人と新年会。まあ立ち飲みに毛の生えたようなお店だが、この値段では文句も言えない。という味のお店でした。七時前に友人と別れて、月に一度の町内の仲良しさんたちとの飲み会へ。愚妻に迎えに来てもらい帰宅。

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同志が急逝。

2018-01-30 12:07:47 | 日記
一月二十八日(日)晴れ。

午前中にスーパーへ行ったら、「生ワカメ」を売っていた。塩蔵したり、乾燥させたものとは違い、生の物はやはり、柔らかいし、香りも良く、とても美味しい。何と言っても、熱い味噌汁の中に入れると、鮮やかな緑色となり、その変化を見ているだけでも楽しい。めったに売っていることもないので、即購入した。

夜は、野村先生の奥様を囲む、一門の新年会を催した。場所は、社友の方の経営する川崎の「なかやま」である。「串揚げ」が本業なのだが、お刺身から煮物、焼き物何でも美味しい。久しぶりに一門のほとんどが顔を出したが、正田秀行氏が検査入院と古澤俊一君がインフルエンザで欠席。九時過ぎに解散したが、検査入院していた正田氏が急逝したとの報に、驚くよりも唖然とした。昨年末の私の忘年会では、お元気でご夫妻で出席して頂いたのに、余りの急なことに、言葉を失った。

正田氏は、私との縁がきっかけで、野村先生の門下生となった。運動家と言うよりも、我々を後方支援して頂き、志のある事業家でもあった。今からちょうど十年前の五月に、野村先生のメモリアルツアーを企画し、共にフィリピンを旅した際のビデオを見ながら正田氏を偲んだ。※写真は、昨年の群青忌にて。在りし日の正田氏。

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新年会の第二弾。

2018-01-30 11:49:42 | 日記
一月二十七日(土)晴れ。

七時に起床。すぐに温泉に入る。自宅にいれば、起きてすぐに風呂に入ることなどないが、温泉宿の楽しみは、朝風呂にあるのかもしれない。入浴後に朝食。十時の「あずさ」で帰る予定だったが、長谷川光良氏の車に同乗させてもらった。中央高速で、出口を間違え、八王子で降りた。それでも十一時半ごろに横浜着。道中、長谷川氏より、「その昔は億の金を飲み屋で使った。二千万以上の養育費の貯金がある」と言った「億千万話」を延々聞かされ、昔とちっとも変っていないことに、変な所で安心した。

昼食は、長谷川氏に権太坂の「名古屋」という蕎麦屋で「かき揚セット」をご馳走した。このお店の「かき揚丼」はおいしいが、蕎麦は私の口に合わない。

夜は、藤巻強氏の新年会が伊勢佐木町の「パセラ」というお店であり。大熊雄次氏と共に出席。したたか飲んで、大熊氏と共にサリーの店へ。古い友人のナリポンに送って頂き、十二時前に帰宅。

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