一月二十九日(月)晴れ。
現在発売中の『週刊新潮』の北方謙三氏のコラム「十字路が見える」(第199回)のタイトルが「人は人生に監禁されているようなものだ」である。その「監禁されていた人」と言うのは、昭和六十一年にフイリピンのイスラムゲリラに誘拐されていたカメラマンの石川重弘さんのことである。北方氏へのなにかの取材の折に、写真を撮ったのが石川氏で、その時に、自らの体験を北方氏に話したのだろう。石川氏の救出を行なったのは、黒沢明氏や野村先生であり、先生のドキュメンタリー・ビデオ『風と拳銃』の中にも映像がある。
何の雑誌かは失念したが、光人社NF文庫から出ている『大浜軍曹の体験』(伊藤桂一著)という本が紹介されていた。金曜日に大行社の新年会に行く時に、保土ヶ谷の駅ビルにある本屋に寄ったら、偶然にその本を見つけた。往復で読了できると思い買った。日中戦争から大東亜戦争に突入した際の中国戦線での手記なのだが、当時の陸軍の様子、戦場体験の様子が良く描かれていて興味深かった。当時の戦争状況を詳しく調べたわけではないので、作戦の様子は分からないが、歩兵の戦いは、リアルだが、そこに戦闘機による援護や、航空機と歩兵との共同作戦と言うものが、全く出てこない。そんな戦法は、後世のものなのだろうか。
陸軍軍人のことを歩兵と言うが、言い得て妙で、本当に「歩く兵隊」なのだ。そして、荷役はトラックなどではなく、馬である。第二次世界大戦で、移動や補給にジープやトラックを大量使用していたのは米軍だけで、他の国は日本と同様、主流は馬だったそうだ。健脚の歩兵が重宝がられたと書いてあったが、ナルホドと納得した次第。
夜は、京急の井土ヶ谷駅の隣に出来た「和らい」という店で友人と新年会。まあ立ち飲みに毛の生えたようなお店だが、この値段では文句も言えない。という味のお店でした。七時前に友人と別れて、月に一度の町内の仲良しさんたちとの飲み会へ。愚妻に迎えに来てもらい帰宅。
現在発売中の『週刊新潮』の北方謙三氏のコラム「十字路が見える」(第199回)のタイトルが「人は人生に監禁されているようなものだ」である。その「監禁されていた人」と言うのは、昭和六十一年にフイリピンのイスラムゲリラに誘拐されていたカメラマンの石川重弘さんのことである。北方氏へのなにかの取材の折に、写真を撮ったのが石川氏で、その時に、自らの体験を北方氏に話したのだろう。石川氏の救出を行なったのは、黒沢明氏や野村先生であり、先生のドキュメンタリー・ビデオ『風と拳銃』の中にも映像がある。
何の雑誌かは失念したが、光人社NF文庫から出ている『大浜軍曹の体験』(伊藤桂一著)という本が紹介されていた。金曜日に大行社の新年会に行く時に、保土ヶ谷の駅ビルにある本屋に寄ったら、偶然にその本を見つけた。往復で読了できると思い買った。日中戦争から大東亜戦争に突入した際の中国戦線での手記なのだが、当時の陸軍の様子、戦場体験の様子が良く描かれていて興味深かった。当時の戦争状況を詳しく調べたわけではないので、作戦の様子は分からないが、歩兵の戦いは、リアルだが、そこに戦闘機による援護や、航空機と歩兵との共同作戦と言うものが、全く出てこない。そんな戦法は、後世のものなのだろうか。
陸軍軍人のことを歩兵と言うが、言い得て妙で、本当に「歩く兵隊」なのだ。そして、荷役はトラックなどではなく、馬である。第二次世界大戦で、移動や補給にジープやトラックを大量使用していたのは米軍だけで、他の国は日本と同様、主流は馬だったそうだ。健脚の歩兵が重宝がられたと書いてあったが、ナルホドと納得した次第。
夜は、京急の井土ヶ谷駅の隣に出来た「和らい」という店で友人と新年会。まあ立ち飲みに毛の生えたようなお店だが、この値段では文句も言えない。という味のお店でした。七時前に友人と別れて、月に一度の町内の仲良しさんたちとの飲み会へ。愚妻に迎えに来てもらい帰宅。