白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『俳人風狂伝』が面白い。

2018-01-09 12:51:47 | 日記
一月七日(日)晴れ。

良い天気である。日曜日とあって、家族が食卓に揃ったのは九時。メニュー(と言うほどでもないが)、御殿場は丸山商店の「ポークハム」、目玉焼き、キャベツの千切りに豚汁。昼は、富士宮焼きそば。おいしいのだが、作るのにコツがあって、かなり難しい。夜は、清風楼の焼売、蒸し鶏、タラコの焼き物、千葉産のカマスの干物。お相手は、「茜霧島」。

『週刊文春』の読書コーナーで紹介されていたのが『俳人風狂伝』(石川桂郎著・中公文庫)をアマゾンで買った。「風狂」を広辞苑で見ると「風雅に徹すること」、「常軌を逸していること。またその人」とある。この本に紹介されている人達は、風雅と常軌を逸している、その両方を持ち合わせている人達ばかりだ。俳句に関する本を持っているのは、野村先生の『銀河蒼茫』と種田山頭火に尾崎放哉ぐらいだ。『俳人風狂伝』には、高橋鏡太郎、伊庭心猿、種田山頭火、岩田昌寿、岡本癖三酔、田尻得次郎、松根東洋城、尾崎放哉、相良万吉、阿部浪漫子、西東三鬼と言う人たちであるが、山頭火、東洋城、放哉の他は、どんな人で、どんな句があるのか、全く知らない。この本に取り上げられるくらいだから、斯界では有名な人たちなのだろう。

私は、人について書かれた本が好きだ。それも奇人、変人、風狂人を取り上げたものにら興味があって、そういった本があるとすぐ買うことにしている。私の道の兄であった、故阿部勉さんは、浪人の極意として「奇人、変人、狂人、ルンペン、不良」のせめて二つぐらいは当てはまらなければいけない。と言っていた。『俳人風狂伝』にも失礼ながらそう言った人たちのエピソードが紹介されていて楽しい。美味しいものを食べる時のように、少しずつ、味わいながら読んでいる。※写真は、東洋城の「巌老いて滝の鋭き紅葉かな」の句

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吉祥寺へ。

2018-01-09 12:28:42 | 日記
一月六日(土)晴れ。

下の子供の通っている大学に一度も行ったことが無い。入学式は愚妻が付いて行ったし、大雨の日でも近くなら送って行くのだが(ちなみに上の子供の大学は、自宅から車で二十分ほどの距離)吉祥寺となれば、車よりも電車を使った方が早い。その下の子の大学の授業で、なにやら発表会があると言うので、酔狂にも行ってみることにした。

朝が早かったので、自宅で朝食は取らずに、吉祥寺の駅の近くにある「富士そば」へ。そう言えば、吉祥寺の駅に降りたのは初めてのことである。保土ヶ谷から、新宿ラインで新宿へ。中央線に乗り換えて吉祥寺。そこからバスに乗って学校へ行く。もっと近い所へ行けば良かったのに、時間の無駄だと思うのは私だけか。新築されたばかりの校舎はとても綺麗だった。しかし土曜日と言うことで、学生の姿を見ることもない。教室をやっと探し当てて中に入る。そう言えば「寅さん」にもこんなシーンがあったことを思い出した。

子供が「観光地について」色々発表しているのを聞き、終了後に、キャンパスを後にした。新宿で途中下車し、大好きな「広州ワンタンメン」へ。まっいいか、とビールを二本。ここのワンタンはとても美味しい。早く横浜に支店が出来ないかといつも思う。

夜は、蒸し鶏、ポークソテー、湯豆腐を酔狂亭にて。

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