四月三十日(月)晴れ。
巷は、ゴールデン・ウイークとか。こちとらは、不如意続きで出かけることもなく、酒と本と映画三昧の日々だ。そう言えば、逃げていた受刑者が捕まった。一生懸命探していた島ではなく、広島市内で確保された。すごいタフな青年だ。悪いことをせずに自衛隊のレンジャー部隊でも入っていたら、活躍したかもしれない。四月の十日の私のブログに、「刑務所からの脱走は、刑務官への意趣返しかも」。と書いた。新聞では、やはり刑務官との関係だったとある。そのブログを一部掲載してみる。
松山の刑務所施設である大井造船の作業所から脱走した受刑者が逃走を続けている。どんな理由で脱走したは分からないが、自由を求めたり、望郷の念にかられた、と言うのではないと思ってしまう。狭い日本に、そうそう逃げおおせる場所はない。多分、看守へのあてつけではないだろうか。脱獄王と言われ、吉村昭の『破獄』のモデルとなった白鳥由栄は、二十六年間もの服役中に四回の脱獄を決行、累計逃亡年数は三年にも及んだが、その脱獄のきっかけは看守との諍いにあり、その看守の当直の時をねらって決行したという。松山刑務所から逃走した受刑者は、逃走用の車を拝借するときも「書置き」をするくらいだから、本気で逃げることよりも、看守に対する意趣返し、という意味合いが強いのではないだろうか。自暴自棄となって、更に罪を重ねなければ良いのだが。(「白雲去来」4月10日より)
嫌な奴と毎日顔を合わせると言うことは、精神的にものすごいストレスとなる。そんな人間関係が嫌で、刑務所では、わざとケンカなどの事故を起こして、他の作業場や居房を換えることをする連中もいる。刑務官にひっつかれたら最悪である。何せ逃げ場がない。まあそう言うことにも耐えるのが、懲役の修行でもあるのだが。これから、普通の刑務所に移されても、蒸されて、恐らく昼夜独居住まいとなるだろう。そこで今回の「逃亡記」でも書いて、出したら売れるかも。
夜は、月に一度のご町内さんとの仲良し会を「たつ屋」にて。差し入れの「甕雫」をたらふく飲んで帰宅。
巷は、ゴールデン・ウイークとか。こちとらは、不如意続きで出かけることもなく、酒と本と映画三昧の日々だ。そう言えば、逃げていた受刑者が捕まった。一生懸命探していた島ではなく、広島市内で確保された。すごいタフな青年だ。悪いことをせずに自衛隊のレンジャー部隊でも入っていたら、活躍したかもしれない。四月の十日の私のブログに、「刑務所からの脱走は、刑務官への意趣返しかも」。と書いた。新聞では、やはり刑務官との関係だったとある。そのブログを一部掲載してみる。
松山の刑務所施設である大井造船の作業所から脱走した受刑者が逃走を続けている。どんな理由で脱走したは分からないが、自由を求めたり、望郷の念にかられた、と言うのではないと思ってしまう。狭い日本に、そうそう逃げおおせる場所はない。多分、看守へのあてつけではないだろうか。脱獄王と言われ、吉村昭の『破獄』のモデルとなった白鳥由栄は、二十六年間もの服役中に四回の脱獄を決行、累計逃亡年数は三年にも及んだが、その脱獄のきっかけは看守との諍いにあり、その看守の当直の時をねらって決行したという。松山刑務所から逃走した受刑者は、逃走用の車を拝借するときも「書置き」をするくらいだから、本気で逃げることよりも、看守に対する意趣返し、という意味合いが強いのではないだろうか。自暴自棄となって、更に罪を重ねなければ良いのだが。(「白雲去来」4月10日より)
嫌な奴と毎日顔を合わせると言うことは、精神的にものすごいストレスとなる。そんな人間関係が嫌で、刑務所では、わざとケンカなどの事故を起こして、他の作業場や居房を換えることをする連中もいる。刑務官にひっつかれたら最悪である。何せ逃げ場がない。まあそう言うことにも耐えるのが、懲役の修行でもあるのだが。これから、普通の刑務所に移されても、蒸されて、恐らく昼夜独居住まいとなるだろう。そこで今回の「逃亡記」でも書いて、出したら売れるかも。
夜は、月に一度のご町内さんとの仲良し会を「たつ屋」にて。差し入れの「甕雫」をたらふく飲んで帰宅。