白雲去来

蜷川正大の日々是口実

やはり刑務官への意趣返しだった。

2018-05-01 12:58:18 | 日記
四月三十日(月)晴れ。

巷は、ゴールデン・ウイークとか。こちとらは、不如意続きで出かけることもなく、酒と本と映画三昧の日々だ。そう言えば、逃げていた受刑者が捕まった。一生懸命探していた島ではなく、広島市内で確保された。すごいタフな青年だ。悪いことをせずに自衛隊のレンジャー部隊でも入っていたら、活躍したかもしれない。四月の十日の私のブログに、「刑務所からの脱走は、刑務官への意趣返しかも」。と書いた。新聞では、やはり刑務官との関係だったとある。そのブログを一部掲載してみる。

松山の刑務所施設である大井造船の作業所から脱走した受刑者が逃走を続けている。どんな理由で脱走したは分からないが、自由を求めたり、望郷の念にかられた、と言うのではないと思ってしまう。狭い日本に、そうそう逃げおおせる場所はない。多分、看守へのあてつけではないだろうか。脱獄王と言われ、吉村昭の『破獄』のモデルとなった白鳥由栄は、二十六年間もの服役中に四回の脱獄を決行、累計逃亡年数は三年にも及んだが、その脱獄のきっかけは看守との諍いにあり、その看守の当直の時をねらって決行したという。松山刑務所から逃走した受刑者は、逃走用の車を拝借するときも「書置き」をするくらいだから、本気で逃げることよりも、看守に対する意趣返し、という意味合いが強いのではないだろうか。自暴自棄となって、更に罪を重ねなければ良いのだが。(「白雲去来」4月10日より)

嫌な奴と毎日顔を合わせると言うことは、精神的にものすごいストレスとなる。そんな人間関係が嫌で、刑務所では、わざとケンカなどの事故を起こして、他の作業場や居房を換えることをする連中もいる。刑務官にひっつかれたら最悪である。何せ逃げ場がない。まあそう言うことにも耐えるのが、懲役の修行でもあるのだが。これから、普通の刑務所に移されても、蒸されて、恐らく昼夜独居住まいとなるだろう。そこで今回の「逃亡記」でも書いて、出したら売れるかも。

夜は、月に一度のご町内さんとの仲良し会を「たつ屋」にて。差し入れの「甕雫」をたらふく飲んで帰宅。

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久しぶりのライブ。

2018-05-01 12:32:31 | 日記
四月二十九日(日)晴れ。昭和節。

起床後、玄関に国旗を掲げ、先帝陛下を偲ぶ。機関誌の編集が楽しい。社友の原稿もとてもいい。また横山孝平氏の原稿が届くのが楽しみになっている。今回は、酒友の同志、山櫻社の吉本将誠さんのだ西郷に関する原稿も頂いた。本号で二三九号。年十回の発行として、二十三年か。良く続いたものだ。そのうちバックナンバーを整理しようと思っている。

夜は、久しぶりに、藤沼伸一さんとRICOちゃんが、横浜の京急日ノ出町駅近くのライブハウスで、演奏をすると言うので、サリーファミリーの皆さんと一緒に出掛けた。出演が八時過ぎと言うので、まずは野毛の「東京庵」にて待ち合わせて腹ごしらえ。

七時半過ぎにライブハウスへ。松本佳展君や古谷喜久男さんが先着していた。我々は九名。ビートルズやストーンズなどオヤジが泣きそうになる曲に大盛り上がり。最後はRICOちゃんのジャニス。良かったなぁー。

帰りに、古谷、松本の両氏と愚妻と私の四人で「すずらん」で〆。

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本屋さんスマン。

2018-05-01 11:41:34 | 日記
四月二十八日(土)晴れ。

本を買うのに、なるべく書店を利用しようと思っているのだが、少し古いものになると、書店に置いてなく、仕方がないのでアマゾンなどで取り寄せることになる。それも本によっては、送料もなく、翌日届くものもあり、これではますます書店へ足を運ぶ回数が少なくなる。今日も三冊届いた。『名著講義』(藤原正彦著・文春文庫)、『誰か「戦後」を知らないか』(山本夏彦著・文春新書)、『日本軍兵士』(吉田裕著・中公新書)。最近は、読みやすいものばかりを選んでいるが、これもストレスの解消法。

しかし、森林浴ではないが、書店に行き、多くの「知」に囲まれ、そのオーラを浴びていると、幾らか頭が良くなるような気がする。私は、それを「書籍浴」と呼んでいる。

二日ぶりの酒。すっ飛びで「そごう」へ行き、「カツオ」と「甘エビ」を買い、来た時の三倍の速さで家に戻る。のんびりと風呂に入ってから、「黒霧島」の封を切る。先日、取り寄せた映画「北京の55日」を見る。公開された時は、中学生だった。この映画の歴史的背景など知らずに、ただのアクション映画として見た。二回目は、いつ頃かは失念したが、テレビの再放送。今回で三度目だが、『黄砂の籠城』を読了したばかりだったので、最高に楽しめた。映画の中には挿入されていないが、確かブラザース・フォーの歌のレコードが出ていた。「ポンポンポン」という出だしだったと記憶している。

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