一月二十九日(水)晴れ。
暖かい日である。この時期に天気が良くて、暖かい。と言うだけで何か嬉しくなる。朝食は、昨日に買っておいたマカロニサラダ、ナポリタン、メンチカツにとろろこぶのスープ。昼は抜いた。夜は、野村先生の奥様と泰子さん。そして勇介君夫妻に泰子さんのお友達のM子さんたちと共に関内で痛飲。初めてのお店だったがかなり良かった。その後、サリーズバーに転戦。楽しい夜だった。
嵐山光三郎センセイの著作に『文人悪食』(マガジンハウス)というものがある。嵐山先生の著作には食や作家に関するものが多く、ほとんど読んでいる。『文人悪食』にも様々な作家や俳人のエピソードが出てくるが、山頭火の酒は哲学的でもある。
山頭火は「大飯食いの行乞僧であった。とにかく食う。もりもり食う。ガンガン飲む。酒を飲み、水を飲み、『飲んで尿して去る』とうそぶいて五十八年の生涯を閉じた」。
『山頭火の秀句』(潮文社)という本の中に、山頭火の「酒に関する覚書」というものがあり、その「二」にはこうある。
酒中逍遥、時間を絶し空間を超える。
飲まずにはゐられない酒はしばしば飲んではならない酒であり、飲みたくない酒でもある。
飲まなければならない酒はよくない酒である。
飲みたい酒、それはわるくない。
味ふ酒、よいかな、よいかな。
酒奸きと酒飲みとの別をはっきりさせる要がある。
酒好きで、しかも酒飲みは不幸な幸福人だ。
私もそうだが、酒飲みと言うのは、何だかんだ理由をつけては、「まず一献」なのだ。
暖かい日である。この時期に天気が良くて、暖かい。と言うだけで何か嬉しくなる。朝食は、昨日に買っておいたマカロニサラダ、ナポリタン、メンチカツにとろろこぶのスープ。昼は抜いた。夜は、野村先生の奥様と泰子さん。そして勇介君夫妻に泰子さんのお友達のM子さんたちと共に関内で痛飲。初めてのお店だったがかなり良かった。その後、サリーズバーに転戦。楽しい夜だった。
嵐山光三郎センセイの著作に『文人悪食』(マガジンハウス)というものがある。嵐山先生の著作には食や作家に関するものが多く、ほとんど読んでいる。『文人悪食』にも様々な作家や俳人のエピソードが出てくるが、山頭火の酒は哲学的でもある。
山頭火は「大飯食いの行乞僧であった。とにかく食う。もりもり食う。ガンガン飲む。酒を飲み、水を飲み、『飲んで尿して去る』とうそぶいて五十八年の生涯を閉じた」。
『山頭火の秀句』(潮文社)という本の中に、山頭火の「酒に関する覚書」というものがあり、その「二」にはこうある。
酒中逍遥、時間を絶し空間を超える。
飲まずにはゐられない酒はしばしば飲んではならない酒であり、飲みたくない酒でもある。
飲まなければならない酒はよくない酒である。
飲みたい酒、それはわるくない。
味ふ酒、よいかな、よいかな。
酒奸きと酒飲みとの別をはっきりさせる要がある。
酒好きで、しかも酒飲みは不幸な幸福人だ。
私もそうだが、酒飲みと言うのは、何だかんだ理由をつけては、「まず一献」なのだ。