白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ジワジワと街が死んで行くような気がする。

2020-04-24 17:37:31 | 日記
四月十四日(火)晴れ。

お世話になっている方から、「毎日家飲みで、飽きていると思って」と、「筋子」を送って頂いた。粋な計らいに感謝しつつ早速、晩酌の肴にした。お陰様で痛風ではないので、筋子やイクラにタラコなどの魚卵が好きである。ご飯に良し、酒の肴に良しで、籠城も悪くない。

余りみみっちいことを言いたくはないが、四人家族が毎日三食となると正直言って食費がハンパない。浪人の身としては、そろそろため息が出る頃であるが、外で飲み食いするよりも安いか・・・。とポジテブに考えるようにしている。

これを書いているのは二十四日(金)のこと。ちょっと用事があって中華街へ行ったら、連休前と言うのに人はまばらで、お店のほとんどがシャッターを下ろしていた。子供たちのために馴染みのお店「香菜」へ寄って、中華のカステラ「マーライコ」を買おうと思ったら、やはり休業していた。これがいつまで続くのだろうか。ジワジワと街が死んで行くような気がしてならなかった。

関内でお店をしている友人らに電話でもしようかと思っても、結果が分かっているので、変な慰めもかえって友人らを落ち込ませるうな気がして連絡も取っていない。ホステスさんたちも日給月給で何の生活の保証もない。「どうしてるの」と電話しても、返ってくる言葉は想像がつき、それに対して何もできない。全てにおいて無力感を感じる今日この頃である。

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