白雲去来

蜷川正大の日々是口実

私が生まれた頃が描かれている。

2020-04-08 16:52:18 | 日記
三月二十六日(木)晴れ。

コロナ騒ぎで、憂鬱な日々が続く。私のような老齢の浪人は、日々の生活にさほど変化はないが、飲食店は大変だろうなぁー。とつくづく思う。こんな時、顔を出して、シャンパンでもと思うのだが・・・。もう少し落ち着いたらと思っている。

獅子文六の『やっさもっさ』(ちくま文庫)を読んでいる。小説の舞台は、終戦後の横浜。主人公の志村亮子は才気と実行力を買われ孤児院「双葉園」の運営に奔走する。そこへアメリカ人実業家、文芸評論家、婦人運動家と三流プロ野球選手など、個性的な人物が集まりドタバタ劇が始まる。一方、夫の志村四方吉は戦争による虚脱症で無為の生活を送っているように見えたが……。戦後の社会問題を巧みに取り込み、鋭い批評性と高い諧謔性で楽しませる傑作。(-ebookjapan)

私が、小学生の頃には、学区内に孤児院が二ヵ所あった。私の通った小学校の近くと京急日ノ出町駅の近く。白人系の子供は見たことが無かったが、黒人の子供が何人か同じ小学校に通っていた。二級先輩だったその人は、成績優秀、スポーツ万能で皆から尊敬されていた。貧しい時代だったので、そういった施設から通っている人達を馬鹿にしたり、差別したりと言うことはほとんどなかったと思う。

『やっさもっさ』にある孤児院は、根岸の競馬場跡のすぐ近く。戦後の横浜の町並みが良く描かれていて、とても楽しく読んだ。

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ホテルのレストランも閉鎖か。

2020-04-08 16:34:40 | 日記
三月二十五日(水)晴れ。

朝、沖縄から共通の友人のお見舞いのために来横した元野村先生の秘書の金城薫氏と彼の泊まったホテルで待ち合わせた。ホテルで朝食でもと思ったら、コロナ騒ぎでレストランを閉めています。とのこと。仕方がないので、桜木町の駅中にある喫茶店でお茶。共通の友人の、のっぴきならぬ容態を聞き言葉もなかった。無常観という言葉が去来した。羽田に向かう金城氏と再会を約し別れた。朝食を取れなかったので、「ほっともっと」で得意の「特のりタル弁当」を買って帰宅。午後から事務所へ。

夜は、酔狂亭にて月下独酌。肴は、豚肉とナスのオイスターソース炒め、トーフのステーキ、焼きそば。お供は、「蔓無源氏」。


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