我が家の最高機密。

六月二十日(土)晴れ。

のんびりと起きたので、朝食が昼食と重なった。冷食のハンバーグ。一個、四百円もするものなので、かなり美味しい。付け合わせに、スパゲティー、目玉焼き、ポテトフライを添えた。お皿もずいぶん前に、特売で買ったウエッジ・ウッド。こうなると、そこいらのファミレスなどベロンである。

今日は、愚妻の誕生日である。幾つになったかって。それを言ったらKGB、CIA、MIー5、モサドにさらわれてしまう。我が家の最高機密である。家族で自宅でお祝い。事務所の近くの商店街へ行き、花を買い自宅に戻る。この妻に「花を買う」時、いつも頭に浮かぶのが石川啄木の詩集『一握の砂』の中の「友がみな　われよりえらく　見ゆる日よ　花を買ひ来て　妻としたしむ」の歌である。ふと、啄木は、妻に対して何の花を買ったのだろうかと思ってちょっと検索したら、啄木を研究している方の頁があり、その方によれば、啄木が買ったのは「百合の花」であると。この歳になって出世？した友を羨む気など毛頭もないが、毎日健康でいられれば良いと思うだけ。私は、大ぶりのバラをどっさり買って帰宅。

夜は、海のない所に住んでいる社友より、「本マグロ」がが届き。祝いの食卓が華やかになった。家族皆健康で恙なしや。

どうしても嫌いなもの。

六月十九日(金)雨。

どうでもよい話で、かつ私の一方的な思いで当事者には全く迷惑、関係のないことなのだが、どうしても嫌いなタレントと、嫌なCMがある。別に、その嫌いな人たちと会ったことなく、個人的に何か被害を受けたわけでないのだが、どうも生理的に嫌なのである。比べては失礼かと思うが、ゴキブリやムカデなどと遭遇した時の思いに似ているかもしれない。

朝、十一時半には、フジテレビのニュースを見る。終わった時、次の番組のイントロが聞こえる前に、慌ててNHKの昼のニュースに変える。油断していてイントロと同時にメインの司会者のアンチャンの顔を見てしまうと気分が悪くなる。ちなみに、そのアンチャンの出る番組は一切見ない。もう一人、自称？作家の舌足らずの女。これも駄目だ。どんな社会的な見識を持っているのかしらないが、いい歳をしてあの舌足らずの言い回しが、媚を売っているようで、鳥肌が立つのである。お二人に、何か恨みがあるわけではなく、全く私の狭量ゆえのことです。

CMもそういうものがある。コインランドリーで、食事の出前の宣伝と、不気味なブー、ブーという音で始まるダイエットの会社のものだ。痩せてきれいになった人よりも、途中で挫折して退会した人たちの人数を是非教えてもらいたいと思っている。重ねて言いますが、まあ上記ことは、私の勝手な、個人的な感想なので他意はありません。為念。

午前中から、二時ごろまで事務所にて仕事。急に「うなぎ」が食べたくなって横浜橋の「八舟」へ。特上の物がずいぶんと小さくなったと感じるのは、目の錯覚か。まあこの値段では文句も言えん。夜は、久しぶりに盟友らが来浜。中華街から関内へ転戦し、何か月かぶりに大破・轟沈。