白雲去来

蜷川正大の日々是口実

長所と短所。

2020-07-18 15:49:52 | 日記
七月四日(土)曇り。

何にも建設的なことをやらずとも考えなくても当たり前のように時が過ぎて行く。少年老い易く、学なり難し。何ていう箴言を若い頃にもう少し真面目に悟っていたら人生の後半にこんなボケー老人にはならなかったのかもしれない。まあ済んだことは仕方がない。あんまり深刻にならないのが私の長所でもあり短所でもある。

長所と短所と言えば、その昔、新入工場と言うところで、「立ち役」というのをやっていた時に、問診表を書いていた六十歳を過ぎた「新入」から、「すみませんが、長所と短所って何ですか」と聞かれたことがあった。軽い冗談かと思ったから、「体で一番長い所と、短い所ですよ」と答えたら、件の新入が、「足と小指」と書いて提出した。当然「おやじ」に怒られたのだが、当然ながら、その新入は、私の指導だと言った。「おやじ」に呼ばれて、「蜷川。ここに来る連中の中には、信じられないが文盲の人もいれば、ろくに初等教育も受けていない者もいる。丁寧に教えてやらなれりはだめだ」と諭された。自分のことは棚に上げて、改めてすごい世界だと思った次第。

土曜日なのに(毎日が土、日のようなものだが)事務所で機関誌の編集。帰宅後に、のんびりと風呂に入ってからチキンステーキ、レタスサラダ、モロキュウ。休肝日とした。

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