六月二十八日(日)雨のち曇り。
中国による「香港国家安全維持法」施行によって香港が大変なことになっている。しかし残念ながら香港が中国の国土の一部であるという事実がある限り、二〇四七年を待たずとも、このようなことは予想されていたことと思う。社会主義政権下で小さな自由の灯を消さずに国際社会に訴え続けて行く以外にない。香港の大陸化(社会主義化)は、現体制にとっては「失地回復」と同義語なのだから。それにしても、いつも人権を声高に叫んでいる野党の皆さんが、やけにおとなしい。また国会前で騒いでいたアンチャンたちも何も行動しない。不思議だ。
香港には、これまで返還前に二度行った。最初は、平成三年の十二月二十日のこと。野村先生のお供でクリスマスのネオンに包まれた香港は、まるでおとぎの国に舞い込んだような気がした。実は、この旅行が私にとって初めての海外旅行だった。ホテルは、九龍島の海沿いのリージェント・ホテル(現インターコンチネンタル・ホテル)。私たちの世代は、香港と言えばすぐに頭に浮かぶのがジェニファー・ジョーンズとウィリアム・ホールデン主演の映画『慕情』である。ナット・キング・コールの同名の主題歌も映画音楽史上の名作であろう。
二度めは、平成七年の一月四日から三泊四日で、野村先生の後を継いだ二十一世紀書院の最初で最後の社員旅行として香港に行った。まだ世界一離着陸か難しいといわれた古い空港で、着陸の際にビルの屋上すれすれ、洗濯物をひっかけるのではないかと言うスリル満点の景色に誰もが驚いていた。返還後は、一度も訪れる機会がないが、いずれ様々なことが落ちついたならば、訪ねてみたいと思っている。
中国による「香港国家安全維持法」施行によって香港が大変なことになっている。しかし残念ながら香港が中国の国土の一部であるという事実がある限り、二〇四七年を待たずとも、このようなことは予想されていたことと思う。社会主義政権下で小さな自由の灯を消さずに国際社会に訴え続けて行く以外にない。香港の大陸化(社会主義化)は、現体制にとっては「失地回復」と同義語なのだから。それにしても、いつも人権を声高に叫んでいる野党の皆さんが、やけにおとなしい。また国会前で騒いでいたアンチャンたちも何も行動しない。不思議だ。
香港には、これまで返還前に二度行った。最初は、平成三年の十二月二十日のこと。野村先生のお供でクリスマスのネオンに包まれた香港は、まるでおとぎの国に舞い込んだような気がした。実は、この旅行が私にとって初めての海外旅行だった。ホテルは、九龍島の海沿いのリージェント・ホテル(現インターコンチネンタル・ホテル)。私たちの世代は、香港と言えばすぐに頭に浮かぶのがジェニファー・ジョーンズとウィリアム・ホールデン主演の映画『慕情』である。ナット・キング・コールの同名の主題歌も映画音楽史上の名作であろう。
二度めは、平成七年の一月四日から三泊四日で、野村先生の後を継いだ二十一世紀書院の最初で最後の社員旅行として香港に行った。まだ世界一離着陸か難しいといわれた古い空港で、着陸の際にビルの屋上すれすれ、洗濯物をひっかけるのではないかと言うスリル満点の景色に誰もが驚いていた。返還後は、一度も訪れる機会がないが、いずれ様々なことが落ちついたならば、訪ねてみたいと思っている。