白雲去来

蜷川正大の日々是口実

パリのキャバレー「リド」のこと。

2022-06-03 14:19:42 | 日記

6月1日(火)晴れ。

6月最初の朝食は、サンマの干物、納豆、ほうれん草の味噌汁。昼は、サンヨー食品の「町中華メンマ麺」というカップ麺。夜は、久しぶりに「やき丸」をつかって肉の「みすじ」の焼肉、レタスサラダ、ブリの刺身。酔狂亭にて独酌。最近、納豆に札幌の後輩が送ってくれる「山わさびの醤油漬け」を入れて食べるのにハマっている。これがかなり美味しい。しかし、その「山わさびの醤油漬け」は横浜ではまず売っていないのが難点である。今日の焼肉の「みすじ」。近くの「肉が安」いというスーパーで買ったのだが、ルックスは良かったのだが、焼いて食べたら30点。まあそれほど高くなかったから仕方がないが、ちょっと残念だった。

フェイスブックにもアップしたが、昨日ニュースでパリのシャンゼリゼ通りにある老舗キャバレーの「リド」が長く続いたコロナ禍で経営不振に陥り閉店するということを知った。バリのキャバレーはかつてあった日本のキャバレーとは違い、ホステスさんが客の席に座って接客することはない。所謂、ホステスさんがいないのである。食事を楽しみながら趣向を凝らしたショーを見るという、正式のレストランシアターである。

1946年に開業したリドは、モンマルトル地区のムーラン・ルージュとともにパリを代表するキャバレーとして知られ、羽根飾りの付いた衣装の女性ダンサーらが披露するショーを世界中の観光客が楽しんできた。そのリドに野村先生のお供で行ったのは今からもう30年も前の9月。均一した女性のプロポーションも美しかったが、舞台に本物の馬が出てきたり、滝が流れたり、天井をヘリコプターが移動したのには仰天した。写真を燐寸にしてくれたのが時代を感じる。お店の帰りに、シャンゼリゼを夜風に吹かれるままに歩き、途中、凱旋門の近くでフランスの「流し」に演奏して貰った「パリの空の下セーヌは流れる」の曲が忘れられない。たった一度だが行っておいてよかった。古い旅のアルバムから当時を思い出して見た。※野村先生とリドにて。平成4(1992)年9月。


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