白雲去来

蜷川正大の日々是口実

プーチンと杉山参謀長。

2022-06-07 14:41:16 | 日記

6月4日(土)晴れ。

本当かどうかは分からないが、ロシアがウクライナに攻め入る時に、プーチンが北朝鮮の金正恩に電話して「一週間もあれば済むよ」と言ったという話を聞いたことがあった。この話を聞いて思い出したのは、大東亜戦争開戦前の昭和16年9月に行われた御前会議。対英米開戦を 決する為の帝国国策遂行要領が議題となり、 陸軍参謀総長の杉山元に対米戦争の勝算について昭和天皇が下問された際、 極めて楽観的な見通しを上奏した杉山参謀長に対して、陛下は「支那事変は1か月で片付く とお前は云ったのに2か月を経過した今もまだ終わっていないではないか 」と問い詰めた。言葉に窮した杉山参謀長が「支那の奥地は思いのほか広かったので 」と言い訳をした。それに対して陛下は「支那の奥地が広いというなら、太平洋はさらに広い ではないかと」杉山参謀長を一喝した話。

ロシアがウクライナへ侵略してから1週間どころか100日が過ぎてもウクライナは降伏しない。ロシアにはプーチンを一喝する愛国者はいないのだろうか。

夜は、頂き物の「ボタン海老」を家族で食す。頭と殻は空煎りしてから味噌汁にした。上の子供はエビが大好物。一言の会話もなくエビを食していた。


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摩天楼エレジー。

2022-06-07 14:22:33 | 日記

6月3日(金)雨。

飲んだ翌日は起きられない。少し飲むとヘロヘロ爺さん状態となる。10時過ぎにようやく起きて昼食。昔ながらのナポリタン、メンチカツ、キャベツり千切り、とろろ昆布のスープ。夜は、懲りずにカツオとマグロを肴に懲りずに酔狂亭にて独酌。

昨日、開港祭の花火を見るために「みなとみらい」へ行ったが、街は年々その姿を変化させて行く。先年、観光ゴンドラが出来た。高層ビルをバックに海を眺めながら吊るされつつ移動している。まるで未来の都市にいるような感じになる。子供の頃に漫画の中で、ビルの間に道路が出来て車が走り、モノレールやゴンドラが人を乗せて行き来する。その頃は、本当にそんな時代が来るのだろうかと、とても信じられなかった。もし、それに加えて、ドローンのタクシーでも実現して、ビルの間を飛んでいたら、SF映画そのままだ。

やはり若い頃にニューヨークの高層ビル群の写真を見て、さすがにアメリカは凄いなぁーと、思ったものだ。その頃日本で一番高いビルは、霞が関ビルだった。大きさを測る喩えとして今では「東京ドーム何個分」と言うが、当時は「霞が関ビル何杯分」と言った。エンパイヤ・ステートビルなどの高層建物を「摩天楼」という。正に下から見上げると、字の通り「先端が、天をこするかのような楼閣」と言う意味だ。今や、ニューヨークはもとより、新宿、上海、ドバイと摩天楼だらけで、天もくすぐったいに違いあるまい。


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