6月24日(木)曇り。
若い頃ならば、飛び切り美味い食事や酒を楽しんだ翌日は、体に気が漲り、よおーし、と気合で起きたものだが、古希を過ぎると飲んだ翌日はいつも10時過ぎまで起きられずにいる。朝早くから労働に勤しんでいる正しき人たちに平身低頭。スマン、スマンのオスマントルコである。
昼食に近い朝食は、昨日と打って変わって慎ましく赤ウインナー、カリカリベーコンにサニーサイドアップの卵焼き、とろろ昆布のスープ。夜は、冷食の餃子、蒸し鶏、タケノコのから揚げを肴に、お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。
事務所の資料棚にあったのが、『日本週報』という雑誌の昭和28年4月号。古書店などで買った記憶がないので、亡くなられた大磯の小早川貞夫先生の遺品だと思う。その雑誌の特集が「政治の腐敗と日本革命」。大川周明、井上日召、津久井龍雄の鼎談の他に石川準十郎、木村武雄、赤尾敏、笹川良一、三上卓と言った大御所が原稿を寄せている。こういった雑誌が忘れられて行くのは実に寂しい限りだ。昭和28年と言えば、今から67年も前で著作権も失効しているだろうから、いずれまとめてみたいと思っている。『日本週報』は何冊か持っているが、特集の良いものが多い。