6月13日(月)曇り。
朝食は、サンマの干物、たらこ、新玉ねぎの味噌汁。昼は抜いた。夜は、冷食の「浜松餃子」、ピーマンとタケノコ炒め、タケノコのから揚げ。黒霧島をお供に酔狂亭にて独酌。
良き友には三通りの人がいて、まず物くれる人、次は医者、もう一人は知恵ある人。と言ったのは兼好法師。ナルホドとは思うが、言葉にするといやらしく感じる。兼好法師様はあまり友達に恵まれなかったのかもしれない。私は、一緒に酒を飲んで楽しい人が一番かな。心で思っていても「物くれる人が一番」とは言えない小心者なのだ。
「唐詩」には、男同士の友情、つまり左遷されたり従軍する友との送別、望郷の詩が多い。それが昔から日本人の琴線に触れ、愛されて来たのではないか。白楽天が、ある事件によって江州の司馬(副知事並みだが閑職だったという)に左遷されたときに、親友の元稹(げんじん)が病床にありながら「白楽天が江州の司馬に左遷されるるを聞く」と題した七言絶句を作って送った。友を想うこの詩が好きだ。
また恐らく「送別の詩」として日本人に良く知られているのは王維の「渭城の朝雨 軽塵を潤し」で始まる「元二の安西に使いするを送る」ではないだろうか。こんなことを書くと、よほど漢詩を勉強しているように思われるかもしれないが、正直言って私の漢文の理解など中学生以下である。