6月11日(土)曇り。
朝食は、サンマの干物、納豆、筋子に新玉ねぎの味噌汁。昼は抜いた。夜は、カツオ、鶏のせせりの塩焼き、アスパラの天ぷら、「芋」という名の焼酎をソーダーで割って酔狂亭にて独酌。
何も読む本がない時は、いつも『李白詩選』(松浦友久編・訳、岩波文庫)を手にする。出かける時も同じ。現在、どのくらい版を重ねているのかは知らないが、私の持っているものは1997年1月発行の初版本。同じものを二冊持っている。一冊は車の中に常備。もう一冊はパソコン脇の書棚にある。二冊とも書き込みや傍線などでかなりひどい状態になっている。酒で頭が腐る前は、随分と李白の詩を暗記していた。李白ではないが、白楽天の「長恨歌」や「琵琶行」などの長詩なども諳んじていたが、今では、部分的にスポッと消えてしまっている。
電車で出かける時など、本を読むのに飽きた時など好きな漢詩を思い出してみるのだが、全部思い出せない時は、スマホでネット検索できるから便利になった。駒田信二氏の『漢詩名句はなしの話』(文春文庫)も今手元にあるのは3冊目。ボロボロになって新しいものに換えたり、どこかに忘れたりしたせいだ。そうだ事務所から『唐詩選』(岩波書店)を持ってきて久しぶりに読んでみるか。