8月2日(水)晴れ。
朝食は、TKGに「つた金」の焼きのり、清風楼のシウマイ、キャベツの味噌汁。昼は、ハムトースト一枚とアイスコーヒー。夜は、「かんたん酢」を使って、わかめときゅうりとカニカマの酢の物、蒸し鶏、チヂミ、キュウリのナムル。お供は「三岳」。今日も酔狂亭にて独酌。
私が好きなテレビ番組に、武田鉄矢が司会の「昭和は輝いていた」というものがある。4日に放映されたのが「実話を元にした昭和歌謡」の第三段である。その中で紹介されたのが、鶴田浩二の昭和28年のヒット曲の「街のサンドイッチマン」にまつわる話に「昭和は遠くなった」ことを実感した。歌詞には実在したモデルがおり、そのモデルとは、連合艦隊司令長官などを歴任した元帝国海軍軍人で海軍大将であった高橋三吉の息子の高橋健二と言われている。高橋三吉元海軍大将は日米開戦の二年前の昭和14年に予備役に編入されたが、終戦後、なぜかGHQから「A戦犯」の指定を受け逮捕された。息子の健二は、その煽りを受けて自らも勤務先を解雇されたために生活が困窮し、サンドイッチマンの仕事で日銭を稼がねばならなくなった悲哀を歌詞にしている。
私が、そのことを知ったのは大人になってからであるが、テレビの「懐かしのメロディー」などを聞いていて好きな歌の一つである。なぜ「昭和が遠くなった」と感じたのか。それはゲストで落語家の立川志らく氏が、『広辞苑』から、本当の意味でのサンドイッチマンが消え、サンドイッチマンと言えば、現在活躍している「二人組のお笑いコンビ」と書かれている。と話したことを聞いて、驚き、「昭和は遠くなった」と感じたのである。
本来の意味のサンドイッチマンとは、、広告宣伝手法の一つで、人の胴の前面と背中の両方に宣伝用の看板(サンドイッチ・ボード)を取り付け、町中にたたずみ、あるいは歩行する広告手法、およびその看板を取り付けられた人のことをいう。人間広告塔の携帯の一つ。(ウイキ)。私が小学生の頃までは、伊勢佐木町通りに、キャバレーの宣伝をする彼らの姿をよく見かけた。ある意味では繁華街の風物詩でもあった。パソコンで「サンドイッチマン画像」とやると、お笑いコンビの画像以外出てこない。ああ鶴田浩二が泣いている。