白雲去来

蜷川正大の日々是口実

母なる海よ。

2023-08-26 13:16:28 | 日記

8月22日(火)晴れ時々雨。

昼に、インスタントラーメンの「ズバーン」にネギと茹でたキャベツ入れ。夕方に、志村馨君と待ち合わせて東京へ。新橋にて大熊雄次さんと合流。5時から愛宕山の愛宕神社にて開催される尊攘義軍の慰霊祭に出席。社友のO氏も参加。尊攘義軍のことはウイキペディアの「愛宕山事件」で検索してみて下さい。終了後に新橋の居酒屋にて直会。野村一門でもう一軒転戦して帰宅。

東京電力は、福島の原発の処理水を海洋放出し、その結果、トリチウムの濃度が、分析機器で検出できる限界値を下回ったと発表した。賛否はあるが、結局は海洋放出する以外に手立てはないだろう。世界中の原発の処理水だって海洋放出しているのが現実である。事故を起こした福島原発の処理水だけが「汚染水」とは言い切れないだろう。

随分前の話だが、インド洋のモーリシャス沖で日本の貨物船が座礁し、それによって重油が流出してサンゴやマングローブなどに大きな被害が生じたことがあった。しかし、わずか一隻の貨物船の事故による重油の流出でも大きな環境汚染などの被害が生じる。

潜水艦の映画が好きで、ちょっとドイツのUボートについて調べてみたら、第一次世界大戦の折に、Uボートが沈めた商船の数は5300隻、軍艦10隻。第二次世界大戦では、Uボートは1131隻が建造され終戦までに、商船約3000隻、空母2隻、戦艦2隻を撃沈したが、Uボートも849隻が沈められた。日本やイタリアと言った枢軸国や他の連合国の沈められた船は調べていないが、第一次、第二次世界大戦を合わせてUボートは8000隻以上の船を沈めている。当然ながらタンカーもあっただろう。沈められた船に積載されていたおびただしい量の重油はどうなったのだろうか。戦争中であるから、海岸を掃除している暇などあるわけがない。また艦隊決戦となれば、戦闘に備えて、航空機用ガソリンや内火艇、魚雷用燃料などを海中に投棄したそうだ。

母なる海は、そういった不純物を長い年月の中で浄化してしまう作用があるのだろうか。そうだとしたらトリチウムもそうあって欲しいものだ。

 


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