白雲去来

蜷川正大の日々是口実

カサブランカ。

2023-08-21 17:20:54 | 日記

8月20日(日)晴れ。

夕方、志村馨君や松本佳展君夫妻らと待ち合わせて、横浜駅西口のライブハウス「サムズアップ」にての「THE ALXY」というバンドのライブに行く。お世話になっている野呂道秀さんのお誘い。会場で、渡邉淳司氏や知った方と何人かご挨拶。バンドは、ロックンロールやオールディーズの曲がほとんどで、私みたいな年寄りも、知っている曲が多くて飽きなかった。10時に解散。

我が家にあるレザーディスク。ほとんど使用しないので事務所に置きっぱなしにしていたが、ふと、思い立って自宅に持ってきた。専用のディスクは30枚ほど、その中には、亡くなられた『不良ノート』の作家、百瀬博教さんから頂いた『ゴッドファザー』の「完全版」や、オードリーヘップバーンの主演映画、東映の『月光仮面』、ハンフリー・ボガードの有名な『カサブランカ』などあって懐かしく、久しぶりに『カサブランカ』を観た。見終わった後に、もう30年も前に野村先生のお供で旅したモロッコの最終地、カサブランカのことが浮かび、思い出に浸った。

カサブランカにあるホテル、ハイアット・リージェンシーにあるバー「カサブランカ」。バーテンさんが、昔のモロッコの警察官?の格好をしていて、ウエイターがトレンチコートにハットをかぶってボギーを気取っている。本当に映画のように黒人のピアノ弾きがいた。チップをはずんで「時の過ぎ行くままに」をリクエストしたら、ピアノマンが「ジャパニーズ」と聞くので、「イエス」と答えたら、「スペシャルリクエスト」だと言って、何と「上を向いて歩こう」を演奏した。イントロが中国的で、旅の感傷がいっぺんに醒めた。いつか「君の瞳に乾杯」なんて気障な台詞を海外のおしゃれなバーで言ってみたいものだ。※バー「カサブランカ」にて。

 


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