白雲去来

蜷川正大の日々是口実

衝撃の事実。

2023-08-29 08:46:59 | 日記

8月26日(土)晴れ。

朝は、昆布とかつお節でたっぷりたっぷり出汁を取った「お粥」にナスの浅漬け。昼は、焼きおにぎり一個。夜は、仲良しさんのご夫妻と関内駅近くの焼き鳥屋「鳥伊勢」へ。ここは焼き鳥も美味しいが「馬刺し」が絶品。しかし、芋焼酎の品揃えが悪いのが難点。その後、揃って「サリーズバー」へ転戦して帰宅。

先日、パソコンの「書評」で知り、取り寄せたのが神立尚紀氏の『太平洋戦争の真実ーその時に、そこにいた人々は何を語ったのか』(講談社ビーシー)という本。神立氏の本は、これまで何冊か読んでいる。丁寧な取材による大東亜戦争、特に零戦の搭乗員の人たちを取材した『証言・零戦・大空で戦った最後のサムライたち』は、あの戦争を知るうえで、大変貴重な本、というより参考文献である。『太平洋戦争の真実』も25人の当事者やご遺族の話をまとめられている。その中で衝撃の事実を知った。それは海軍戦闘機搭乗員の戦友会だった「零戦搭乗員会」の調査によると、戦場の部隊に着任した搭乗員の、戦死するまでの平均余命はわずか三ヵ月、平均出撃回数は八回だという。また私たちは安易に「無名戦士」という言葉を使うが、無名の戦士など一人もいない。皆、当然ながら名前がある。

サイパンには何度も行った。日本政府が建立した慰霊碑があるが、そこにサイパンで戦った人たちの名前はない。せめて一人一人の名前を刻んだ碑を建てて欲しいと思っている。ご遺族や関係者の方がサイパンを訪れた時に、ご身内の名前があったなら、感激するのではないだろうか。


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