白雲去来

蜷川正大の日々是口実

撃滅の歌

2013-11-25 10:18:36 | インポート

十一月十九日(火)晴れ。

午前中に、お世話になっている方と、横浜公園のすぐ前にある今時珍しい「純喫茶」(今はもう死語か)の「珈琲の大学院」で打ち合わせを兼ねてお茶。その後近くの料理屋にて昼食をご馳走になる。夜は、料亭なのだが昼間にはランチの営業をしている。「焼きサバ定食」をオーダー。そのお店から駐車場まで歩いていると、良い天気にも関わらず、ゾクッとした寒さを感じた。あらら、私の風邪の前兆である。途中薬局で風邪薬を買ってから自宅に戻り、布団に入った。

寒気がおさまらず、ジャージに靴下をはいて掛け布団をもう一枚かけて貰い、久しぶりに海老寝した。夕食時には、お粥を作って貰い、翌朝まで安静にしていた。

過日、戦争末期の昭和二十年の三月に公開された戦時映画「撃滅の歌」を自宅で見た。松竹ホームビデオから発売されている戦時映画の中の一本である。戦時下の青春を力いっぱい生きた三人の女性が主人公で、高峰三枝子、轟夕起子、月丘夢路が主演している。

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当然ながら国威発揚の国策映画であるが、それなりに楽しめた。題名から想像すると、激しい戦闘シーンでも沢山あるのかと思うが、本当に青春国策映画である。この歌は、軍歌好きの人によると「最強、最悪の歌詞」であるらしい。主題歌は「米英撃滅の歌」。まあ読んでみて下さい。

米英撃滅の歌

作詞 野口米次郎 作曲 山田耕筰.
①濤は哮る 撃滅の時は今だ
空母戦艦 断じて屠れ
海が彼奴(きゃつら)の 墓場だ 塚だ
海が彼奴らの 墓場だ 塚だ

②風は咆える 覆滅の時は今だ
魔翼 妖鳥 断じて堕とせ
雲が彼奴らの 経帷子

雲が彼奴らの 経帷子だ

(注・経帷子・きょうかたびら=死者に着せる白麻の着物)

③草は燃える 殲滅の時は今だ
鬼畜米英 断じて斃せ
山が彼奴らの 墓標だ墓石だ
山が彼奴らの 墓標だ墓石だ

 


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酒友にドクターストップが。

2013-11-21 10:55:28 | インポート

十一月十八日(月)晴れ。

出版記念会の打ち合わせで展転社に電話したら社長の藤本隆之さんが、どうやら積年の酒がたたってドクターストップとなったらしい。あれほど大言壮語、豪傑を気取っていてもやはり医者の宣告には参ったらしい。もう二日も飲んでいないと、寂しそうに話していた。でもいいことだ。そういったことがないと中々酒から離れない。何しろ藤本社長は民族派の中の酒乱番付の中でも大関クラスにいて、横綱を目指していたほどなので、久しぶりの休肝日は彼をして何か感ずることがあるに違いない。民族派の中でも貴重な存在の彼に長生きをして頑張って貰いたいと思うことしきりである。

今月の後半から行事が続く。まず二十一日は、「『月刊日本』を叱咤激励する会」、二十二日は、上の子供の誕生日会。二十三日は、午後からサリズバーの忘年会、夜は、大行社護皇連合主催の「新嘗祭感謝の集い」。二十四日は、「野分祭」、終了後に、やはり大行社関係の忘年会がある。そして二十五日は「憂国忌」。更に、十二月になれば怒涛のように忘年会がある。しかしこれもお付き合いだ。あまり自粛、自粛ばかりでは、陣営がこじんまりとしてしまうし、寂しい。ましてや最近はほとんど会費制なので、きついけれどお互い様で、なるべく出席するようにしている。

夜は、藤本社長のように体調管理をしようと思ったが、長野の社友の伊藤明夫さんから大好物を沢山ご恵送されたので、我慢しきれずに月下独酌。


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元ナポレオン党の皆さんとのBBQ。

2013-11-18 10:42:52 | インポート

十一月十七日(日)晴れ。

日曜日、うるさい家の裏の工事も休みで、おまけに天気も良い。何度も書いているが、嚢中不如意であっても、朝起きて天気が良いだけで満たされた気持ちになる。能天気な性格ゆえか。

珍しく下の子供が、朝食後から勉強している。何でも月曜日から高校の進学を決める大事な試験があるとのこと。この一夜漬けな性格は、私のDNAを確実に受け継いでいる。上の子供は、部屋の掃除、愚妻は経理関係の書類作り、私は、パソコンで原稿書き。とりあえずは家族が元気で家にいる。まあ恙なしか・・・。

夜は、もとナポレオン党の党首だった小金丸峰夫さんから自宅でのBBQに招待されたので、カメちゃんと共に参加。何でも、来年にナポレオン党をテーマにした本が出版されるので、その記念会をかねて元町の「クリフサイド」にてパーティーを行い、更に、某デパートにて写真展を開催すると言う。私はナポレオン党とは直接関係ないが、社友のナリポン経由で、小金丸さんから「同時代を生きてきた」という理由からご招待された。

小高い丘の上にある小金丸さんのご自宅は、まるで要塞のようだ。そのオーディオルームと音響は、コンサートホールのように充実している。風があって少々寒かったが、ヨコハマの先輩たちや、最近、絵の個展を開いたジュンコさん(浅野忠信さんのお母さん)たちと、飲み、かつ語らいを二時間ほど。小金丸さんにご挨拶をしてからお暇した。

まだ時間が早いこともあって、カメちゃんと「やまと」に顔を出して一時間ほど飲んでから帰宅。帰宅後は、録画しておいた「横浜国際女子マラソン」を見たが、日本の女子マラソンの選手層の薄さと実力の限界を感じただけだった。


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季節の変わり目に「カツオ」の心を知りました。

2013-11-17 14:33:08 | インポート

十一月十六日(土)晴れ。

久しぶりに良い天気。小春日和だ。上の子供は土曜日だと言うのに学校へ行った。早起きをして家族三人で洗濯に掃除。洗濯機を二回も回して軒先は大漁旗がはためいているようだ。

午前中に、後輩から紹介された設備屋さんが来て給湯器の取り換え工事をして頂いた。まあ二十年も使っていたので、その進化には驚いた。音声で風呂が沸いたことも、緊急の時も、スイッチを切ったことも教えてくれる。また温度設定をすると、風呂のお湯がずっーと同じ温度で沸いている。たまげた。聞けば、こんなことは当たり前のことであるそうだ。昼に終了。

午後から事務所の片付けと様々な人に様々な手紙を書く。夕方、久しぶりにカメチャンに電話して「やまと」で合流することにした。六時に、愚妻に送って貰い「やまと」へ。「知心剣」の二合瓶を三本。途中からヒデちゃんが合流。その後、「一休」へ転戦。運の良いことに「カツオ」があった。明日は日曜日、たっぷりとニンニクとねぎを薬味に楽しんだ。季節の変わり目にカツオの心を知りました。十一時過ぎに帰宅。


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太陽の恩恵。

2013-11-17 13:57:05 | インポート

十一月十五日(金)晴れ。

ようやく陽が差した。ほんのわずかだが太陽の恩恵を受ける。自宅のパソコンは、窓のすぐそばにあるので、天気の良い日などは暖かくてついウトウトしてしまう。「太陽の恩恵」と言えば、網走時代、独房の小窓から入ってくる陽射しが嬉しかった。少しずつ移動する陽射しに合わせて体を移動させるのだが、ついには隠れてしまう。そうなるとまた寒獄に逆戻り。大げさではなく、本や新聞をめくる時のかすかな風でさえ寒いと思ったものだ。しかし官費の下宿屋でのことは、私にとって貴重な経験だった。

午後から事務所にて本や資料の片づけを行った。専門家から見ればほとんどが雑本のたぐいだが、私にとって本は家族のようなものだ。まあのんびり時間をかけてジャンル別に整理をするつもり。

夜は、酔狂亭で月下独酌。偶然入った酒屋で「赤霧島」をゲット。残念ながらカツオはないがありあわせの物で肴をこしらえて月と影とで三人となり酔った。

 


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