白雲去来

蜷川正大の日々是口実

「ガラ系」だって。「ガラ悪い系」じゃネェの。

2013-11-03 10:04:51 | インポート

十一月二日(土)曇り。山口二矢忌

山口二矢烈士のご命日。ご存命だったら今年古稀か。烈士の十七年の人生は、ダラダラと生きている私の六十三年の人生よりも、当然濃密であったに違いあるまい。どうか、すめらみくにをお守りください。

携帯の調子が悪いので、近くのドコモショップに行って交換をお願いする。「ガラ系ですか」と聞かれ、?が三つも四つもあたまの中を巡った。見かねた愚妻が助け舟「そうです」。後で知ったのだがスマートホン以外の二つ折りやスライド携帯を「ガラ系」と言うらしい。

「ガラ系」とはガラパゴス・ケータイの略。ガラパゴス・ケータイとは、世界標準とは異なる進化をした日本の携帯電話のこと。 孤立し、独自の進化を遂げることをガラパゴス化といい、独自の生態系を持つガラパゴス諸島に由来する。ということらしい。ふーん。「ガラ系」というよりも「ガラ悪い系」じゃネェの。あっ私のことです。

と言うわけで、保険に入っていたのとポイントがあったのでほとんど無料で新しい物と交換してもらうことになった。もちろん携帯も私も「ガラ系」である。店員に聞こえないように、「文句あんか」と、そっと呟いてお店を出た。

そのまま事務所へ。足の踏み場もなくなった事務所の本の整理を行った。ビデオの入った棚を空けてそこに先日、頂いてきた小早川貞夫先生の蔵書を収めることにした。ドキュメンタリーや好きな特集を撮り溜めておいたVHSのビデオテープを泣く泣く百本以上廃棄した。野村先生や群青忌関係のものは段ボール箱に入れて保管。ジャンル別に整理するのは後日にして空になった書棚にとりあえず本を詰めた。それでも通路にまだ本が溢れている。きちんとするにはもう少しかかりそうだ。

夜は、お世話になっている方たちのご招待で関内へ。待ち合わせの時間には早かったので、久しぶりに古い付き合いの塩谷かずお氏の経営する「4&9(ヨンナイン)DINER YOKOHAMA」へ行った。オーナーの塩谷氏は松田優作のファンとしても有名で、山下町のバンドホテルの近くにお店があった頃は、松田優作の命日には、彼のファンで溢れていたことを思い出した。

その後、お世話になっている方たちと合流。共通の友人であるママさんのいるお店で、思い出話に花が咲いてつい長居をしてしまった。「一杯やりませんか」などとは、気軽に言えないほどに重責を担う立場になったお二人と酒席を囲むのは随分と久しぶりのこと。お招きして頂いたことに感謝。

ニュースでは、巨人がマー君に黒星をつけたとか。巨人も王者の意地を見せたか。それは重畳。


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