白雲去来

蜷川正大の日々是口実

断食明け。

2016-02-19 13:11:32 | 日記
二月八日(月)晴れ。

今日で三泊四日の断食が明ける。以前は、いつも一週間の日程だったが、この五、六年ここの断食の宿の人気が出て、最近では一週間コースがほとんど予約が取れない。もし取れるとしても半年先が精一杯である。二泊三日、あるいは三泊四日の方だと、半年先と言うことはなく、比較的に予約を取りやすい。(と言ってもいつもO氏が段取りしてくれている)従って、この三年くらいは、短いコースの断食となっている。

まだ暗い六時半に、宿のスタッフの先導で三十分程度の「サイレントウォーク」があるが、寒いので遠慮した。八時から「退所面談」。わずか三泊四日の断食なのに、嬉しいことに三・四キロの減量である。周りの女性たちが羨ましがっていた。十時前にアジの干物の付いた、四日ぶりのまともな朝食を取って帰路に就く。お世話になったO氏を伊豆高原の駅に送ってから、のんびりと一三五号線を上る。一時十五分に我が家着。旅装を解いてから事務所へ。

様々な郵便物の整理をしながら、事務所に二時間ほどいて、四日ぶりの酒の肴を求めて魚屋放浪記。しかし断食明けは「吸い込み」が良いので、その気になって飲み食いしているとすぐに元の木阿弥となってしまう。夕食の肴は、玉ねぎのサラダ、湯豆腐に、土産に買って帰った「梅クラゲ」で黒霧島を三杯ほど飲んでおしまい。

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勉強会のお知らせ

2016-02-18 20:59:30 | 日記



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伊豆の大パノラマに感動。

2016-02-17 13:01:11 | 日記
二月七日(日)曇り。

七時半から朝の気功体操。九時から治療、十時から朝食。「白かゆとトーフの味噌汁」だったと思う。朝食が終わると夕食まで何もすることが無いと書いたが、本当は、「ヨガ」や「健康法」、「健康体操」などのカリキュラムがあるのだが、私が出ないだけだ。なぜ出ないのか・・・。それは若い女性に交じって私のようなおっさんが、体をギシギシ言わせてヨガでもないだろう、思っているからである。

午前中は、一時間ほど歩いた。天気は良いのに雪が降った。「風花」である。以前、私のフェイスブックにも書いたが、「青天の時にちらつく雪のことを『風花』という。雪片が桜の花びらのように空に舞うところからこの言葉が出来たのだろうが、気象的には、遠方の山岳付近に風雪が起こっていて、それが上層の風に送られて、風下の山麓の地方に飛来するのだという。ここは静岡県。富士山が近い。この「風花」の姉妹語に「雪花」と言うものがあるそうだ。花の無い季節に、花を恋う気持ちが、雨や霜までも花と見立てる日本人の感受性を示す言葉。と『歳時記』にあった。

午後から、O氏がDHCの経営するホテルのプールに行くと言うのでお付き合い。インドアーの温水プールで五十メートルもある。いつもはプールで三十分ほど歩くのだが、うっかりして水着を忘れ、O氏が泳いでいる間に、お世話になっている方たちに近況報告の手紙を書いた。

断食に来る途中に見かけたのが、「崔如琢美術館」。以前は他の美術館だったのだが思いつかない。宿の人に聞くと、そこのレストランから見る景色がとても素晴らしいとのことなので行ってみた。何でも崔如琢(さいじょたく)さんと言う画家は中国ではとても有名な人であると入口に書いてあり、ついでと言っては失礼なのだが、千円の入場料を払って入ってみると大きな水墨画が沢山飾ってある。中国の景色だけではなく富士山を題材にしたものもあり、略歴には、香港のクリスティーズのオークションで崔さんの「千山飛雪図」が九億八千万円で落札された。とあった。へぇー。という感じである。しかし来客は私たち以外にはいない。中国で最も著名で有名、人気の画家とのことなので、伊豆に行った際には是非。

アホな私としては、崔先生の水墨画よりもレストランから見た伊豆の大島や新島を一望する大パノラマの方に感動し、しばし時の経つのを忘れた。人間の作るものなど、大自然の景色の前には皆、陳腐に感じてしまう。文才の無い私には、この素晴らしい感動を文字にして伝えられないのがもどかしい。三十分ほどぼーっと景色を眺めていた。もし伊豆方面に行った時は一三五号線沿いにあるこの美術館に寄ってみてください。ちなみにレストランだけの利用も可能で、コーヒーだけでも大丈夫です。

宿に戻ってから、読書にビデオ。あーあ腹へった。

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断食二日目。

2016-02-17 12:24:39 | 日記
二月六日(土)晴れ。

朝六時半に起床。七時半からの朝の「気功体操」に出る。もう何回もやっているのだが、スムースに行かず、いつもおっとっと、と体のバランスを崩す。伊豆高原などと聞くと暖かいと思う人もいるかもしれないが、高原と言うだけあって平地よりもいくらか寒い。私の車のフロントガラスがバリバリに凍り付いていた。横浜などでは、どんなに寒くても凍り付くことなどほとんどない。

十時に朝食。朝食と言っても「ニンジンとリンゴのスープ」がカップ一杯。十一時に治療。それが終わると夜六時の夕食まで何もすることが無い。部屋でぼやっとしている訳には行かないので、昼からウォーキングに出た。宿から伊豆高原の駅までは坂を下るので楽である。途中、早咲きの桜を見つけた。毎年同じ場所を歩くが、新しいお店が出来ては、すぐに閉店している。別荘も「売ります」の看板を出している所が目立つ。タクシーの運転手が言っていたが、こここは、高い所にあるので雪でも降れば出かけることができない。別荘地なのでコンビニもなく、車でもなければ買い物に行くのも大変。さらに落ち葉や雑草の手入れなど、たまに来る人は掃除をしに来るようなものだ。別荘暮らしは、若い頃、あるいは体が動く時にするもので、歳をとってからは無理。とのこと。ナルホド。と言われても別荘暮らしなどする余裕も予定もない。

一時間半ほど歩いて、TUTAYAに寄る。会員カードは全国共通なので便利だ。最も返却するときは借りた場所でなければならない。五本で千円はこんな時は便利だ。①キングスマン②ラストリベンジ③バトルオブバルジ④ばかんす家族⑤ノルマンディー、の五作品。これを今日と明日にかけて見て、自宅から持って来た『高松宮日記』の第一巻と二巻を読むつもり。久しぶりに歩いたのでヒーコラ言った。不思議と空腹感はない。

ニュースでは台湾でM六・四の地震が発生し、マンションが倒壊して犠牲者が出ているとか。欠陥建築と指摘されている。先ごろの日本のマンションの「くい打ち」の手抜きもそうだが、天災に人災が加わっては、助かるものも助からない。ガンバレ台湾。

宿に戻り、のんびりと風呂に入ってからガラス窓を通して入ってくる優しい陽だまりの中で本を開けば五分もたたないうちに眠くなった。一日が長い。※写真は朝食のスープ。

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伊豆高原の断食へ。

2016-02-16 11:08:49 | 日記
二月五日(金)晴れ。

今日から三泊四日で伊豆高原へ断食に行く。この断食に行くきっかけは盟友のO氏が私の体を心配して誘ってくれたのが最初である。日記を見れば九年前の平成十九年のこと。その頃の私は、不摂生がたたって体重が三桁に届く寸前だった。血圧、血糖値、ガンマの数値も最悪で、医者から「アンタ、ヤバイよ」と太鼓判を押されてしまった。それを知ったO氏が、自身の健康のために通っていた断食に誘ってくれたのである。

当時は一週間。断食と言っても完全断食は二日間ぐらいで、あとは徐々に「おもゆ」や「おかゆ」などの回復食を食べて過ごす。断食と言うと何か「道場」のような施設で修行に近いものを想像する人が多いが、私が行った所は、伊豆高原の別荘地にある温泉ペンションのような施設である。一日一回、治療と称したエステがあり、「吸い玉」「電気治療」「オイルマッサージ」「マッサッージ」「針治療」などをほぼ毎日行う。朝食と夕食の時間以外は、すべて自由時間であるから、我慢が出来ない人は、こっそり食事をしたって構わない。要は個人の意思の問題なのである。

自由時間は何をして過ごしたかと言えば、伊豆の海を見ながらのウォーキングや近くにあるDHCの施設の五十メートルのプールでの水泳。あるいは伊豆高原に沢山ある美術館巡りなどをして心と体をリフレッシュする。最初は、閑があるから本を沢山読もうと思って、ドサッと持って行ったが、お腹が空いていると本を読もうと言う気にならずに、一週間で三冊がやっとだった。O氏の指導の甲斐あって、一週間で何と七・五キロも体重が落ちた。断食の先生のアドバイスを守ってその後も頑張っていた。しかし半年ぐらい経つと、その頑張りの思考がプチッと切れて、リバウドを繰り返す、ということが三年ぐらい続いたが、ようやく体が慣れてきて全盛期のヤバイ時の体重より十五キロ減を維持している。まあそれでももう少し体重を落として夢の七十キロ台までにしてみようかと思っている。

伊豆の海を見ながら熱海へ。0氏をピックアップして伊豆高原の宿へ。簡単な問診を受けたら治療と夕食。夕食と言っても酵素ジュース一杯のみである。中々寝付かれないので、自宅から持って来たDVDを二本見てから寝た。

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