二月七日(日)曇り。
七時半から朝の気功体操。九時から治療、十時から朝食。「白かゆとトーフの味噌汁」だったと思う。朝食が終わると夕食まで何もすることが無いと書いたが、本当は、「ヨガ」や「健康法」、「健康体操」などのカリキュラムがあるのだが、私が出ないだけだ。なぜ出ないのか・・・。それは若い女性に交じって私のようなおっさんが、体をギシギシ言わせてヨガでもないだろう、思っているからである。
午前中は、一時間ほど歩いた。天気は良いのに雪が降った。「風花」である。以前、私のフェイスブックにも書いたが、「青天の時にちらつく雪のことを『風花』という。雪片が桜の花びらのように空に舞うところからこの言葉が出来たのだろうが、気象的には、遠方の山岳付近に風雪が起こっていて、それが上層の風に送られて、風下の山麓の地方に飛来するのだという。ここは静岡県。富士山が近い。この「風花」の姉妹語に「雪花」と言うものがあるそうだ。花の無い季節に、花を恋う気持ちが、雨や霜までも花と見立てる日本人の感受性を示す言葉。と『歳時記』にあった。
午後から、O氏がDHCの経営するホテルのプールに行くと言うのでお付き合い。インドアーの温水プールで五十メートルもある。いつもはプールで三十分ほど歩くのだが、うっかりして水着を忘れ、O氏が泳いでいる間に、お世話になっている方たちに近況報告の手紙を書いた。
断食に来る途中に見かけたのが、「崔如琢美術館」。以前は他の美術館だったのだが思いつかない。宿の人に聞くと、そこのレストランから見る景色がとても素晴らしいとのことなので行ってみた。何でも崔如琢(さいじょたく)さんと言う画家は中国ではとても有名な人であると入口に書いてあり、ついでと言っては失礼なのだが、千円の入場料を払って入ってみると大きな水墨画が沢山飾ってある。中国の景色だけではなく富士山を題材にしたものもあり、略歴には、香港のクリスティーズのオークションで崔さんの「千山飛雪図」が九億八千万円で落札された。とあった。へぇー。という感じである。しかし来客は私たち以外にはいない。中国で最も著名で有名、人気の画家とのことなので、伊豆に行った際には是非。
アホな私としては、崔先生の水墨画よりもレストランから見た伊豆の大島や新島を一望する大パノラマの方に感動し、しばし時の経つのを忘れた。人間の作るものなど、大自然の景色の前には皆、陳腐に感じてしまう。文才の無い私には、この素晴らしい感動を文字にして伝えられないのがもどかしい。三十分ほどぼーっと景色を眺めていた。もし伊豆方面に行った時は一三五号線沿いにあるこの美術館に寄ってみてください。ちなみにレストランだけの利用も可能で、コーヒーだけでも大丈夫です。
宿に戻ってから、読書にビデオ。あーあ腹へった。
七時半から朝の気功体操。九時から治療、十時から朝食。「白かゆとトーフの味噌汁」だったと思う。朝食が終わると夕食まで何もすることが無いと書いたが、本当は、「ヨガ」や「健康法」、「健康体操」などのカリキュラムがあるのだが、私が出ないだけだ。なぜ出ないのか・・・。それは若い女性に交じって私のようなおっさんが、体をギシギシ言わせてヨガでもないだろう、思っているからである。
午前中は、一時間ほど歩いた。天気は良いのに雪が降った。「風花」である。以前、私のフェイスブックにも書いたが、「青天の時にちらつく雪のことを『風花』という。雪片が桜の花びらのように空に舞うところからこの言葉が出来たのだろうが、気象的には、遠方の山岳付近に風雪が起こっていて、それが上層の風に送られて、風下の山麓の地方に飛来するのだという。ここは静岡県。富士山が近い。この「風花」の姉妹語に「雪花」と言うものがあるそうだ。花の無い季節に、花を恋う気持ちが、雨や霜までも花と見立てる日本人の感受性を示す言葉。と『歳時記』にあった。
午後から、O氏がDHCの経営するホテルのプールに行くと言うのでお付き合い。インドアーの温水プールで五十メートルもある。いつもはプールで三十分ほど歩くのだが、うっかりして水着を忘れ、O氏が泳いでいる間に、お世話になっている方たちに近況報告の手紙を書いた。
断食に来る途中に見かけたのが、「崔如琢美術館」。以前は他の美術館だったのだが思いつかない。宿の人に聞くと、そこのレストランから見る景色がとても素晴らしいとのことなので行ってみた。何でも崔如琢(さいじょたく)さんと言う画家は中国ではとても有名な人であると入口に書いてあり、ついでと言っては失礼なのだが、千円の入場料を払って入ってみると大きな水墨画が沢山飾ってある。中国の景色だけではなく富士山を題材にしたものもあり、略歴には、香港のクリスティーズのオークションで崔さんの「千山飛雪図」が九億八千万円で落札された。とあった。へぇー。という感じである。しかし来客は私たち以外にはいない。中国で最も著名で有名、人気の画家とのことなので、伊豆に行った際には是非。
アホな私としては、崔先生の水墨画よりもレストランから見た伊豆の大島や新島を一望する大パノラマの方に感動し、しばし時の経つのを忘れた。人間の作るものなど、大自然の景色の前には皆、陳腐に感じてしまう。文才の無い私には、この素晴らしい感動を文字にして伝えられないのがもどかしい。三十分ほどぼーっと景色を眺めていた。もし伊豆方面に行った時は一三五号線沿いにあるこの美術館に寄ってみてください。ちなみにレストランだけの利用も可能で、コーヒーだけでも大丈夫です。
宿に戻ってから、読書にビデオ。あーあ腹へった。