白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『5・15事件』の本。

2022-04-19 14:11:39 | 日記

4月9日(土)晴れ。

小山俊樹氏の『五・一五事件ー海軍青年将校たちの「昭和維新」』(中央公論新社)を読んでいる。これまでに「血盟団事件」「5・15事件」「2・26事件」といったいわゆる「昭和維新運動関係」の本は自分なりに随分読んだし、集めても来た。しかし、あらためて復習のつもりで小山氏の本を読んで、目からうろこ、本当に勉強になった。また驚いたのは、その本を書くために参考にした5・15事件関係の本の数が膨大なのである。それをデーターベース化して、昭和維新運動を研究しようと思う人たちの誰もが見られるようにしたらと思った次第。

5・15事件の翌日、陸相官邸に赴いた菅波、村中、朝山、栗原、大蔵らの五人の青年将校が永田鉄山少将と出くわす。永田は青年将校に対して「士官候補生を使嗾(しそう=そそのかす)してやらせたのはお前たちだろう。なぜお前達も一緒にやらぬか、お前達は卑怯者だ」。と罵られる。永田は、陸軍士官学校を首席、陸軍大学を2番で卒業したのち参謀本部第2部長、歩兵第1旅団長などを歴任した。軍政家として本流を歩み「将来の陸軍大臣」「陸軍に永田あり」「永田の前に永田なく、永田の後に永田なし」]と評される秀才だったが、2・26事件の前年、相沢三郎中佐によって惨殺される。その遠因がこの日にあったのではないかと思った次第。是非ご一読を。


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クリーニング屋さんに「お久しぶり」と言われた。

2022-04-19 13:42:50 | 日記

4月8日(金)晴れ。

衣替えをした。タンスに入れてある冬物、厚手のコート、防寒着、マフラー・・・。外に出ることが少なかったのでほとんど着なかった。納戸から春、夏物を下して入れ替える。まあこれから先にコートが必要な日があるかもしれないが、そんな日は家に籠るに限る。久しぶりにクリーニング屋に行ったら「あら、何カ月ぶりかしら」と言われた。自宅や事務所にいる時は、ほとんどジャージだし、ちょっと出かける時は、ジーンズにトレーナーにブルゾン。クリーニングに出すほどのものではない。お金がかからなくなって良いが、ある程度おしゃれに気を遣わないと内面から老けてゆくので気を付けなければと思っている。

遅い朝食は、昔ながらのナポリタンとササミのフライ、キャベツ千切り添え、とろろ昆布のスープ。夜は、豊橋の餃子、上海焼きそば、カツオの刺身。お供は黒霧島。酔狂亭にて独酌。


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ロシアの兵隊もウクライナの人達もコロナは大丈夫なのだろうか。

2022-04-19 13:19:34 | 日記

4月7日(木)晴れ。

毎日、ウクライナでの戦闘の様子が報道される。何が原因か誰のせいなのか、陰謀論あり、バイデンのせいだとか、アゾフ大隊のせいとかまあ、何でも信ずるものは救われる。救われないのは、ウクライナの無辜の民だけだ。どんな形でこの侵略戦争が終わろうと、破壊された町の復興は大変だろうなぁ―。気が遠くなる。核を持ったならず者にはかなわんなぁ―。

しかし、ロシアの兵隊やウクライナの人たちち、ポーランドでの何十万と言う避難民の誰を見てもマスクをしている人などいない。ここだけを見ているとコロナは終息したとしか思えない。もしコロナが猛威を振るっていたら戦争どころではないだろう。第一次世界大戦に従軍した兵士がインフルエンザにかかり、大勢の兵隊が野戦病院などで寝ている写真をよく見る。

第一次世界大戦における戦死者の合計は、約1000万人と推計されている。また民間人の犠牲者は諸説あるが約650万人とされ、この戦争では軍隊・民間人合わせて約1650万人が戦没者となった(推計者による誤差は大きい)。ところが戦争の最終局面の1918年から20年にかけて、世界中でこれをはるかに上回る3000万~5000万人以上に及ぶ死者を出した「スペイン風邪」が流行した。(エコノミスト)

ロシアの兵隊もウクライナの人たちも予防接種が行き届いているのだろうか。※1918年、米カンザス州の軍施設に隔離されたインフルエンザの感染者。(エコノミスト)より。


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『燃えよ祖国』の最新号発送。

2022-04-17 15:57:26 | 日記

4月6日(水)晴れ。

朝食は、つぼ鯛の粕漬、ナスの味噌汁。昼は、昔ながらのナポリタン。夜は、お好み焼き、アスパラのバター炒めとフライ。お供は、「芋」。酔狂亭にて独酌。

弊社の機関誌『燃えよ祖国』の最新号、第275号を発送。本号の特集は、「民族派とウクライナ問題」。阿形充規先生、丸川仁大行社理事長、西村修平氏、桑野繁樹氏などに玉稿をお寄せ頂いた。

ロシアのウクライナへの侵略が止まらない。まあ両方に言い分があるのだろうが、今回のロシアの武力侵略は言い訳など出来まい。しかし、驚いたことに、民族派と思っていた人たちや保守政治家が露骨にロシアを擁護しているのには開いた口が塞がらない。七十七年前の我が国に対する蛮行、すなわち日ソ不可侵条約を一方的に破棄して満州に侵入し、日本の軍人、軍属、民間人をシベリアに強制連行し、塗炭の苦しみを与え、更に我が国の固有の領土である北方領土を不法に占拠して今日に至る。そのロシア、プーチンを支持し擁護しているのだから、まあ世の中には様々な人がいるものだ。現在のウクライナの姿は、明日の日本の姿かもしれないのだ。とは私の「編集後記」。


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宮崎学さんのこと。

2022-04-17 14:35:16 | 日記

4月5日(火)晴れ。

朝食は、チキンソテー、小ワンタンスープ。昼食は、抜いた。夕食は、ナポリタン、油揚げにひき割り納豆を詰めて焼いた「いなり焼」、銀だらの粕漬。お供は「芋」。酔狂亭にて独酌。

今朝の新聞に宮崎学さんの死亡記事が掲載されていた。マスコミからの連絡で亡くなられたことは聞いていたが、きっとこの時期では葬儀もお別れ会などの連絡はないかもしれないと思っていた。信じたくはなかったが、報道で現実のものとなった。宮崎さんとは政治的なスタンスは違っていたが、反権力的な立場から色々勉強させて頂いた。特に「暴排条例」の時は、その危険性を指摘され、微力ながら私もお手伝いさせて頂いた。そのほか『週刊新潮』の誤報記事の時は研究会を開いて頂いたり、また民族派の諸先輩と共に『右翼の言い分』という宮崎さんとの対談本を出版して頂いた。

私よりも5歳上の77歳と言うことだが、新聞記事では死因が「老衰」とのことで、意外な感じがした。ご冥福をお祈り申し上げます。


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