白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ローマのホテル。

2022-06-24 13:48:55 | 日記

6月21日(火)曇り。

朝食は、サバの文化干し、納豆の山わさび入り、新玉ねぎの味噌汁。昼は抜いた。夜は、カツオのたたき、蒸し鶏、小エビのフリッター。体調を考えて「スーパードライ」のロング缶二本でやめた。

『週刊文春』の6月16日号の林真理子さんのコラム「夜ふけのなわとび」の中に、飛行機の機内誌に帝国ホテルの社長犬丸一郎さんが、ローマの名門ホテル「ハスラー」を案内するグラビアを見て、林さんはあるパーティーの席で犬丸さんとお会いした時に、「今度、ローマに行くのですが、ハスラーを紹介してもらえませんか」と頼んだことが書いてあった。それを読んでとても懐かしくなった。

私が野村先生のお供をしてローマに行ったのは、もう今から30年も前の平成4(1992)年の9月のこと。モスクワ経由でローマに着いた時はすでに日が落ちていて、空港から何処にも寄らずにホテルにチェックインした。ローマでの宿はハスラー。スペイン階段の上、有名なエジプトのオベリスクやフランスのシャルル八世によって作られたトリニタ・ディ・モンティ教会の隣にありローマでは最高の場所で、その景色がそのまま絵葉書となっている。当時は、ハスラーがそんな伝統のある高級なホテルとは知らず、エレベーターは狭いし、古風だが使い勝手の悪いホテル、という印象しかなかった。それでも朝起きて、窓から眺めた初秋のローマの街の景色に見とれ、感動で涙が出たことを昨日のことのように覚えている。

ローマの景色も変わらず、写真に写っている先生も58歳のままだ。思い出と感傷に浸っている私だけが確実に老いて行く。※ハスラーの部屋で。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝敗は問わず決死の雲の峰

2022-06-24 12:41:22 | 日記

6月20日(月)曇り。

朝食は、メンチカツ、サニーサイドアップの目玉焼きにキャベツ千切り添え、とろろ昆布のスープ。昼は抜いた。夜は、カツオの刺身、エビのアヒージョ、鶏の手羽の蒸し物。お供は「極芋」。酔狂亭にて独酌。

愚妻の誕生日。年齢は国家機密。朝食後に、事務所をの近くにある花屋さんでアレンジされた花を買い求める。ふと、啄木の「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ」という詩を思い出した。親しくしている友人のほとんどが経営者。さすがに引退して悠々自適という人はいないが、それなりに地位のある人が多い。それに比べたら、私なんぞ長年の浪人暮らし。誇るべきものなど何もない。過去を振り返って、私などが浪人として生きてこられたのは「いい時代」だったのかもしれない。若い頃から様々な人にお世話になったし、今もお世話になっている。感謝しなければ。

午後に、来る参議院選挙に維新政党新風から立候補する針谷大輔氏が来訪。激励する。参議院選挙と言えば、どうしても平成四年の七月二十六日に行われた第十六回参議院選挙を思い出す。野村先生以下私たちには、文字通りの「夏の陣」だった。野村先生は、その参議院選挙に「風の会」を率いて立候補し、その選挙戦の最中に詠んだ句が、「勝敗は問わず決死の雲の峰」である。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青嵐会のパンフレットがあるはずなのだが。

2022-06-24 12:41:22 | 日記

6月19日(日)晴れ。

のんびりと起きた。良い天気なり。冷ご飯がかなりあるので、昆布とかつお節を贅沢に使って出汁を取り土鍋で「お粥」を炊いた。おかずは「タラコ」。夜は、自宅近くに出来た「ロピア」というスーパーで、まあまあの肉を買って自宅で焼き肉。後は、わかめとレタスのサラダ、マカロニサラダ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

一日事務所にて機関誌の編集と片付け。確か、亡くなられた石原慎太郎さんからの手紙や「青嵐会」の結成式の時のパンフレットがあるはずなので、ガサゴソやったが見当たらず。書籍や他の資料や蔵書の中から探そうとも思ったが根気がなくあきらめた。どこかにあるのは間違いがないのだからのんびりと探すつもり。

青嵐会は、1973年に自民党の派閥横断的に結成された衆参両若手議員31名からなる保守政策集団。会名は「渾沌停滞した政界に爽やかな風を送り込もう」という意味を込めて石原慎太郎が命名した。設立趣意書には「いたずらに議論に堕することなく、一命を賭して、右、実践する」とあり、結成時に石原の提案で会員名簿に血判状を捺した事で知られる。(ウイキ)その結成式が武道館で行われ、先輩に誘われて出席した。その折に頂いたパンフレットが出て来ましたなら公開したいと思っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参議院選挙に同志が出馬。

2022-06-21 14:30:44 | 日記

6月18日(土)曇り。

午前中に、これからご飯を炊くのは面倒と言うことで家族の意見が一致。近くの「ほっともっと」で「のり弁」を買い、家にある紅鮭を添えた。昼は抜いた。夜は、カツオのたたきをカルパッチョにした。後は、エビのガーリック炒め、ピーマンと豚肉の炒め物。お供は「極芋」。酔狂亭にて独酌。

来る参議院選挙に政治団体「新風」から神奈川選挙区に、統一戦線義勇軍の針谷大輔議長が立候補する。「新風」の代表は、京都洛風会の魚谷哲央さん。魚谷さんとは古いお付き合いである。確か昭和50年くらいだったか、核拡散防止条約の反対運動でご一緒したのが始めてたったと記憶している。その出会いから随分と月日が流れたが、京都と横浜という距離感もあってかお会いしたのは数えるほどでしかない。選挙の供託金は300万。これを揃えるだけでも大変である。針谷議長も運動家では筋金入りではあるが徒手空拳の戦いを余儀なくされるだろうが、それでも同志として彼の健闘を祈らざるを得ない。

野村先生が、かつて「風の会」として参議院選挙に出馬するとき、亡くなられた鎌倉の葦津珍彦先生にご挨拶に行った。その時に葦津先生は、「実現可能なことに関しては、誰でも努力するが、実現不可能なことに命懸けで努力する者。これこそ維新者である」と仰られた。今年は、その葦津先生の没後30年となる。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「父の日」のプレゼント。

2022-06-21 14:06:04 | 日記

6月17日(金)晴れ。

朝食は、紅鮭、納豆の「山わさびの醤油漬け」入り。豚汁。食後に、掛かりつけの病院に薬を貰いに行く。処方箋を書いてもらうだけで1000円弱、薬局で1か月分の薬代が4千円。高いのか安いのか分からんが、命の値段と思えば安いのか。しかしだんだん薬の量が増えて行く。昼は抜いた。夜は、友人と自宅近くの寿司屋「浜一」にて時局を肴に一献会。

帰宅後に、上の子供から「父の日のプレゼント」だといって本を2冊貰った。一冊は、『人生に、寅さんをー「男はつらいよ」名言集』。もう一冊は、「文章を書く時の参考になるでしょ」と『数え方の辞典』(飯田朝子著・町田健監修・小学館)という本で、「箸は一膳、鱈子は一腹、長持ちは一棹、蚊帳は一張り、蔵は一戸前、屏風は一双」という「数え方」の辞典。昭和生まれの私は、前述の数え方は普通に使っていた。それでも参考になるのは間違いない。「酒の方がよかった」などとは、口が裂けても言えなかった。でも嬉しかった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする