なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

顔面の帯状疱疹

2021年01月10日 | Weblog

 73歳女性が先週水曜日に外来を受診した。ふだんは高血圧症・高脂血症・気管支喘息(・心気症も)で通院している。

 3日前から右眼下から頬部が痛いという。びりびりした神経痛様の痛みらしい。同部位が左側に比べて軽度に発赤している。小さい皮疹が2個あり、片方は小さく盛り上がっている。小丘疹?小水泡?。

 帯状疱疹疑いとして、皮膚科で診てもらった。三叉神経第2枝の帯状疱疹と診断されて、ファムビル(ファムシクロビル)内服が開始された。

 右の口角にも水泡があった。上口唇にもアフタがある。右口唇は第2枝でいいのか、そもそも口角に出ているのは単純疱疹なのか。案外わからないものだ。

 

 気管支喘息は呼吸器科で診ていて、閉科になった時に内科に回されてきたような気がしていたが、違った。呼吸器科医3名がいたが、1年のうちに次々と移動して13年前になくなっていた。この患者さんが喘息発作で入院してのはその3年後で、最初から内科で入院治療していた。

 循環器科常勤医がいなくなって数年経過した後に、思いがけない赴任があって、循環器科が再開された。それもこの3月で閉科になる見込みだ。

 当方が赴任したころが、当院としては一番診療が充実していた時だった。その後は診療科の縮小が続いて、さらには存続のあやうい状況にある。

 皮膚科医とは赴任した時からの同僚になる。いったん他県の中心的な病院に転勤になったが、いろいろあって当県に戻り、さらに当院に戻ってきた。(大学病院の医師が不倫をして、郡部の病院に移動させられた。その結果その病院にいたこの先生が、当院に移動させられたという不思議な経緯)

 お互いに、面白い(?)時期を経験することになりましたね、と話している。

 

コメント
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